病理医・研究医の育成とリクルート委員会の主要な活動の1つとして、総勢12名【宮崎(岐阜大)、藤井・上田(横浜市大)、大橋(東京科学大)、佐藤(埼玉医大)、竹内(京都大)、秋山(川崎医大)、小林(藤田医大)、小川(成田赤十字病院)、前田(名古屋大)、加藤・松平(病理学会事務局)】で、6月29日(日)レジナビフェア2025 in 東京(東京ビッグサイト)に参加した。十分なコロナ対策のもとに実施された。病理医の医学生への認知度はかなり上がっており、11時の開始直後から学生・研修医の訪問が途切れることはなかった。
最終的には32名の医学部学生と研修医および海外医科大学既卒者が、病理医・病理研究者としてのキャリア形成や業務内容に関する話を聞きにブースを訪問してくれた。今年も5年生が14名と最も多かった。男女比は19:13で今年は男性優位であった。関東地区からの学生が多く、国公立と私立大学の医学生の割合はやや国公立優位であった。中には北海道や高知県からの来訪者もあった。個別の相談がかなり多く、30分以上面談をしていった学生も多数いた。診断医を目指す来訪者には病理を専攻した場合の勤務時間や最終進路に関する柔軟性を強調して話をしている。今年は、女性病理医2名(佐藤、上田の各先生)に参加していただき、女性の視点から細やかな対応をしていただいた。レジナビ全体の出展や参加者は年々少しずつ規模が大きくなっている様に思われた。当日お会いしたみなさん、数年後に病理学会総会でお会いしましょう。多くの若手医師に日本の将来の医学研究を病理の立場から背負ってほしいものです。業務後にささやかな反省会をおこない、若手リクルートの決意を新たにした。