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東北関東大震災で被災された学会員の方々へ

日本病理学会　理事長　青笹 克之

　3月11日に東北、関東地方を襲った未曾有の大地震は甚大な被害を引き起し、膨大な数の死者・行方不明者が発生しております。又、建物や施設の損壊も多 大なものがあります。テレビや新聞等で報道される現地の惨状には胸の塞がる思いです。被災された学会員の方々と御家族、御親類、関係者の皆様のご無事を心 よりお祈りし、お見舞いを申し上げます。
　これから被害の全貌が明らかとなってまいりますが、私達はひるむことなく、この難局に一丸となって立ち向かうことが必要です。被災地で病理業務に従事しておられる学会員の皆様への共感と復興にむけての努力に連帯の意を表します。
　被災地の学会員の中には、顕微鏡等の病理診断設備、学生教育用機材、或は実験設備等に被害を受けられた方も少なくないものと心を痛めています．今こそ、日本病理学会会員はこのような困難な状況下にある会員への支援を通じて、震災からの復興に参加しようではありませんか。