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2015年度 ハンガリー病理解剖トレーニングコース 参加者募集 |
2014年12月11日
日本病理学会海外研修委員会 委員長
真鍋俊明
近年、日本を含む世界各国で病理解剖数が減少傾向にあり、特に若手病理医が国内で十分な解剖経験を積むことが困難な状況にあります。一方、ハンガリーでは現在も多数の病理解剖が行われています。そこで日本病理学会では、ハンガリー最大の医科大学であるSemmelweis大学と提携し、日本の病理医がハンガリーで短期集中的に病理解剖の経験を積むことができるトレーニングコースを創設しました。
このコースでは、指導教官の下、参加者自らが病理解剖を行い、臓器観察後臨床病理相関をつけ、報告書にまとめるまでの作業を行います。短期間にこれら業務を繰り返すことによって、所見の取り方、病態の理解、報告書作成能力の修得、向上が期待されます。また国際交流としても貴重な経験を得ることができます。
2014年夏に1回目のコースを実施し、充実した成果をあげることができました。そこで2015年度は以下の要領でコース参加者を募集します。奮ってご応募ください。
募集要項
1)実施期間
2015年8月3日(月)~7日(金) 5日間
2)場所
Semmelweis大学第二病理学教室(ハンガリー ブダペスト)
3)コース責任者
Glasz Tibor (Semmelweis大学第二病理学教室 准教授)
4)コース内容
Semmelweis大学第二病理学教室のスタッフの指導の下で実際に病理解剖を行い、解剖報告書(英語)を作成する。解剖数は1日2件、コース全体で10件を予定している(最初の1件は見学となる)。
5)応募資格
日本病理学会会員で、病理解剖を集中して学びたい医師及び歯科医師。
病理専門医あるいは死体解剖資格の有無は問わないが、日本での病理解剖の経験が 20体程度あることが望ましい。
6)費用
コース受講費用として一人900€ (予定)
その他、現地への渡航費及び滞在費は自己負担(可能であれば所属機関の負担)となる(20-30万円程度の見込み)
7)募集人数
若干名
8)応募期限
2015年1月31日(土) 必着
9)応募方法
【受付終了】
参加申込用紙に必要事項を記入の上、日本病理学会事務局(
jsp-admin@umin.ac.jp)までメールすること。
■参加申込用紙ダウンロード
10)選考
日本病理学会海外研修委員会で選考する。なお、応募者多数の場合は、病理専門医試験受験前の方を優先することがある。
選考結果は2015年4月までに申込者本人へ通知する。
11)参加者の提出書類
選考の結果、コースに参加することが確定した者は、別途連絡する期日までに下記書類を日本病理学会事務局へ提出(郵送)すること。
(a)パスポート(顔写真のあるページ)の写し
(b)大学及び大学院(博士号を取得している場合)の卒業証明書(英文)
(c)医師(歯科医師)免許証(和文)の写し
(d)参加者が医師免許を有することを証明する文書(英文)(書式自由)
(e)参加者の予防接種歴の有無と抗体価の証明書(英文)(書式自由)
(d)及び(e)には所属する部署の責任者(教授や部長等)のサインが必要である。なお、(c)の代わりに厚生労働省の発行する英文の医師または歯科医師の免許証を提出する場合は、(d)は不要である。(e)については参加者の所属する医療機関で診療にあたり必要とされている予防接種の項目(麻疹やHBV等)について記載すること。
12)その他
コース修了者には修了証が交付される。
コース修了証をもって、病理専門医試験受験に必要な病理解剖経験数のうち5体に充てることができる。
問い合わせ先
日本病理学会事務局
〒113-0034
東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル7階
TEL 03-6206-9070
FAX 03-6206-9077
E-mail: jsp-admin@umin.ac.jp