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次期理事長選挙:候補者所信表明

※希望者のみ掲載:1名  氏名(所属、出身大学、卒業年)

深山 正久(東京大学人体病理学・診断病理学、東京大学、1978年卒)

平成24,25年度、理事長として「後継者のリクルート・育成」を最重要課題に掲げ、病理医の重要性についての広報、研究医・病理医育成、基盤整備について、具体的な施策を精力的に進めてきました。次期理事長として立候補するに当たり、目標に向かって進むべく決意を新たにしています。
1)「国民のためのよりよい病理診断に向けた行動指針2013」
病理学会として「医療における病理学」の実践に取り組んでいることを明確に表明し、短期、中期、長期の目標と行動方針を国民に向けて提示しました。この基本姿勢を堅持し、具体的な施策に反映させていきます。
2)学術評議員の学会活動への積極的参加促進
学術評議員の会費値下げを契機に、学術評議員キーワード登録を行い、学術評議員の先生方の積極的参加を促進していきます。
3)病理診断科の標榜推進、がん診療提供のための環境整備、調査解剖体制の整備
病理診断の重要性を具体的な形で示すため、病理診断科標榜、病理診断報告書の名称明確化を更に進める必要があります。国のがん診療提供体制の見直しに盛り込まれた病理医の配置、迅速診断体制の整備、病理室設置などに応える努力を続けます。また、外部精度管理機構の設立、病理技師認定制度の実現、さらに調査解剖体制の整備など、「国民のためのよりよい病理診断」の実践に責任をもって取り組んでいきます。
4)専門医育成、生涯教育の充実
平成27年度医学部卒業生から実施される新たな専門医制度に対し、病理学会としての期待、要望を表明しました。研修プログラム策定について具体的な検討を開始しています。病理研修医登録制度は着実に定着しており、引き続き専門医育成、生涯教育の充実に力を入れます。
5)学術、支部活動支援をはじめとした情報基盤整備、医学生、研修医に対する取り組み
病理学研究の重要性を広報するため、HP上で宿題報告の一般向け解説を公開し、また病理学会ニュースレターの配信を開始しました。しかしIT活用の現状はいまだ不十分で、uminメールの転送設定、病理ITネットワーク活用を推進します。夏の学校、病理学会カンファランス、診断サマーフェストなど、病理学の魅力を届ける取り組みを進めます。

これまでの成果は学術評議員はじめ皆様のご努力に支えられたものです。今、学会員は増加傾向にあります。今後も力をあわせ、進んでいきましょう。ご支援よろしくお願いいたします。