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> 第12回病理学カンファレンス 報告
病理学会員のみなさまに置かれましてはご清祥と存じます。
去る7月24・25日に六甲山ホテルにおいて盛会のうちに無事、終了させていただきました。
今回の企画テーマは、デジタル病理学における形態の数値化とそこからはじまる時空間を超えての情報交換が可能となる利便性、数理解析による形態解析とどこまで自動診断としての精度が高まる可能性についてでした。さらにデジタル病理学の間を埋めるような生物学の発展についてでした。我が国の最先端の方々とドイツ・ハイデルベルグ大学のEils教授に、お忙しい中を泊りがけのカンファレンスに参加・講演をしていただきました。参加のポスター発表も、余りの熱気で予定時間をオーバーしてしまいました。アンケート結果からも、参加者にとって病理診断と病理学の明日を考える機会となったと自負しております。
カンファレンス当日の天候には恵まれました。しかし、丁度1週間前に上陸した台風11号のため、表六甲ドライブウェイが通行止めとなっており、シャトルバスの送迎に時間がかかったこと、最寄り駅からタクシーの参加者には迂回のために出費が多かったことは残念でした。台風と重なっていたら偶発事故も含めて開催すら危ぶまれたことを考えると、関係者全員の日頃の心がけの賜物と感謝申し上げます。
来年は六甲山ホテルの改修工事もあり、どのような会場運営となるかは不明ですが、さらに多くの学会員が参加され熱気溢れるカンファレンスとなることを祈念致します。
>>アンケート集計結果はこちら
世話人:東北大学加齢医学研究所 病態臓器構築研究分野 福本 学
manabu.fukumoto.a8@tohoku.ac.jp
022-717-8507
東京医科大学 分子病理学分野 黒田雅彦
kuroda@tokyo-med.ac.jp
03-3351-6141 (ex 253)