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平成22年/23年度役員選挙:地方区選出理事(選出区分1)・口腔病理部会長兼全国区選出理事(選出区分3)所信表明一覧 |
地方区選出理事(選出区分1)
地方区選出理事:3名
<北海道地区>
佐藤昇志 札幌医科大学医学部第1病理
日本病理学会理事候補のひとりとして以下のような所信を表明させて頂きます。私は過去2年間北海道地区理事として役割を担わせて頂きました。引き続きその任務を全う出来れば幸いであります。
我が国の医学、医療は様々な課題を抱えており、病理学、病理学会の役割も時代に合わせた、かつ将来の医学、医療により深く貢献する体制をつくるべくより努力する必要に迫られているところであります。具体的には、1)病理学を担う若い人材育成、2)各地域における病理医のネットワーク形成を通した病理学の振興と病理学会のより一層の活性化、そして3)病理学の社会への積極的貢献、を主な柱としたいと存じます。これらは病理学会でもいずれも重要な柱として様々な取り組みが行われていますが、理事としてより積極的に貢献出来れば幸いであります。
会員諸氏のご協力を得て病理学の発展に尽力させて頂きます。
<近畿地区>
寺田信行 兵庫医科大学病理学機能病理部門
私は、病理学が今後も発展するためには、病理学が人体病理及び実験病理研究を包含した、診断病理を頂点とする裾野の広い学問である事が重要であると考えています。この病理学の包含する分野の多様性により、種々の才能を持った人材を吸収し、更に、これ等の分野間での人材の流動が可能な体制を構築する事により、病理学は今後も持続的な発展を遂げる事ができると信じております。私は、この様な考えを基本とし、病理学の発展と病理学に携わっている方々の地位の向上の為に努力するつもりであります。今回私は、近畿支部選出の理事に立候補いたしましたが、支部の運営に関しては、学術集会、講習会等の学術活動により、会員に病理診断能力の向上の機会を提供するとともに、各種広報活動により一般の方々の病理医の役割に対する理解を深めたいと考えております。更に支部会員の御意見・要望が日本病理学会の運営に反映されるよう努力したいと考えております。
<中国四国地区>
吉野 正 岡山大学病理学 腫瘍/第二
日本病理学会中国四国支部には学術委員会、業務委員会、広報委員会、庶務委員会があり、それぞれの役割を果たしてきた結果円滑な運営がなされてきました。今までの活動の中では、学術集会スライドカンファレンスにおいてバーチャルスライドの導入、病理夏の学校の創始、細胞診関係の講演会、各種病理技術の普及活動、病理業務全般にわたる各種調査、ホームページの充実、過去のスライドカンファレンス提出症例のアーカイブ化といったものが特筆されます。これらの成果のなかには先駆的なものがいろいろとあります。これまでの運営方針を堅持し、会員の積極的なご協力をいただき、会員の総意を集約する形で発展的な運営をしたいと存じます。この趣旨にご賛同くださり、ご支援賜るようお願いいたします。
口腔病理部会長兼全国区選出理事(選出区分3)
口腔病理部会長兼全国区選出理事:1名
山口 朗 東京医科歯科大学口腔病理学部門
口腔病理部会担当理事を一期担当させていただきました。この間に、病理学を基盤として「口腔から全身を視る」「全身から口腔を視る」ことができる口腔病理医を育成することを目指して活動してきました。特に、口腔病理専門医制度運営委員会の委員長として同制度の改善に取組んできましたので、今後、病理解剖を含む病理診断を通して口腔領域疾患の病理診断に関わる優れた口腔病理医を育成する環境を整えたいと考えております。そして、日本病理学会を通して口腔病理医による診断業務の社会的認知を高めるように努力いたします。また、口腔領域疾患の分子病理学的研究を推進することにより、口腔疾患の新たな疾患概念を創成することができる口腔病理医を育成することも目指します。さらに、病理医の方にも「全身から口腔を視る」ことの重要性をさらに深く理解していただくことにより、日本病理学会の発展に寄与したいと考えております。