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名誉会員の内規および関連する事項の改訂について

(社)日本病理学会 理事会


名誉会員の内規の改定および法人化後に設定された功労賞の運用につき、これまで検討を加えてきたが、このたび成案が得られたので、平成 14年秋期総会にて以下の提案を行った。質疑応答にて特段の異議はとなえられなかったが、ここにその内容を提示し、ひろく会員の皆様からの御意見をつのる こととしたい。御意見のある場合には平成15年1月末までに学会事務局あてに文書でお届けいただきたい。これらを集約して常任理事会・理事会で再度検討 し、できるだけ早い時期に実施にうつす予定である。

改訂の背景:


これまでの名誉会員推戴基準では、日本病理医協会と合体し、法人化した現在の(社)日本病理学会の会員の活動の顕彰には不充分であるとの 認識のもとに、基準となる要件の追加などの措置がとられてきた。たとえば、学術活動としては、宿題報告の他に診断シリーズの発表担当が加えられたりした。 他方、日本病理医協会の主務であった病理診断業務への評価がこれらの小改訂では十分ではなく、別途、功労賞が設定され、理事会ではその選出基準もあわせて 論議してきた。
これらをふまえた理事会としての方針が、平成14年度秋期総会にて示された。


改訂の内容:


(1) 名誉会員は、満65歳に達した学術評議員歴25年以上の会費完納会員を対象とする。これによって本学会における多様な活動をその内容自体に優劣をつけずに一括して評価対象とすることができる。
推戴のプロセスは従来通り、理事会の議を経て、本人の承諾を得た後、総会で承認するものとする。
外国人の扱いには変更を加えない。
(2)

会費規定に終身会費を設け、名誉会員就任にあたっては、あらかじめ終身会費を納入するものとする。
終身会費とは、満65歳に達した学術評議員歴25年以上の会員が、個人の自由意志で5年分の会費相当額(学術評議員会費)を一括納入した場合の会費を指 し、以後の会費は免除される。ただし機関誌「日本病理学会会誌」は無料配布されるが、それ以外の刊行物は希望者への実費配布となる。

(3) 功労賞は運用せず、規約改訂時にこの項を削除する。

従って、満65歳以上でかつ、学術評議員25年以上の会員の方のその後の立場は、名誉会員推戴に関連して整理すると次の3通りにわかれます。

1. 名誉会員推戴を受諾するとともに終身会費を納入した場合は、以後は名誉会員となり、それ以降の年会費納入は不要です。
2. 名誉会員推戴を辞退した場合は、以後も学術評議員としてとどまります。会費納入に関しては、それまで通り、年ごとに年会費を納入するか、一括して終身会費を納入するかは自由です。
3. 名誉会員に推戴されない場合は、学術評議員としてとどまります。会費納入に関してはそれまで通り、年ごとに年会費を納入するか、一括して終身会費を納入するかは自由です。

なお、ここでのべている会費とは(社)日本病理学会会費のことであり、病理専門医部会会費はこれとは別の扱いとなります。