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技術講習会-分子病理学の基礎技術-7の受講者の募集について

-分子標的の病理評価技術の現状と進歩- 受講者募集

分子生命科学のめざましい進歩とその応用により、癌細胞や癌組織の特性を標的にした多くの分子標的治療薬が出現し、実際一部の癌では目覚しい治療効 果を挙げてきています。これから出現すると思われる分子標的薬を用いた治療にあたり、病理診断により治療対象の癌患者の選択をするようになると考えられま す。したがって、病理医は病理診断により癌の存在診断を適切にすることはもちろんのこと、癌細胞や癌組織の有する分子標的を免疫組織化学染色、FISH法 などの手法を用いて適切に評価することが強く望まれています。加えて、培養細胞を用いた検討では決して明らかにならない、実際の癌組織における新しい治療 標的分子を明らかにすることは、様々な癌組織に接している病理医こそがなしえる重要な研究方向と考えられます。また、これらの研究を行うにあたり、臨床統 計学の知識もますます必要となってくると考えられます。
第7回日本病理学会病理技術講習会においては分子標的の病理学的評価に関して臨床的な視点、評価のための病理技術面からそして統計学的立場からこれからの 病理医に必要とされる技術ならびに情報について演題をいただき、先生方と新しい病理診断の方向性を考えて行きたいと思います。
下記の要領で参加者を募集いたしますので、会員諸氏にはふるってご応募されますようにご案内いたします。なお、本講習会の受講により日本病理学会病理専門医資格更新のための生涯学習単位5単位が認められます。



1. 日時:2007年12月5日(水) 
       第53回日本病理学会秋期特別総会前日13:00-17:20

2. 場所:タワーホール船堀(第53回秋期特別総会会場)

3. 演題と演者
(1)「分子標的の病理学的評価に関する概説」
       落合 淳志(国立がんセンター)
(2)「分子標的治療薬の臨床応用の現状と今後の方向性」
       佐伯 俊昭 (埼玉医科大学国際医療センター)
(3)「病理研究に役立つ臨床統計学」
       吉村 健一(国立がんセンター)
(4)「分子標的治療に関連した免疫組織化学解析技術の現状と進歩」
       畑中 豊 (ダコ・ジャパン・メディカルサイエンス部)
(5)「組織検体を用いたFISH技術と評価の現状と進歩」
       長谷川 匡(札幌医科大学)
(6)「高集積TMA技術を用いた病理研究の展望」
       福岡 順也(富山大学)

プログラムの詳細につきましては、日本病理学会ホームページ(https://jsp.umin.ac.jp)をご参照ください。

4. モデレーター:落合 淳志
(国立がんセンター東病院臨床開発センター臨床腫瘍病理部)

5. 講義担当者:5名

6. 募集人員:120名

7. 受講料:5,000円(ハンドアウト代含む)

8. 応募、問い合わせ、参加決定:
(1) 受講希望者は、受講を希望すると旨とともに、氏名、所属、会員・非会員の区別、連絡先(住所、電話番号、FAX番号、E-mail address等)を記載の上、以下の応募先までお申し込みください。
応募先:社団法人日本病理学会事務局
TEL:03-5684-6886 FAX:03-5684-6936
E-mail:jsp-admin@umin.ac.jp

内容の問い合せ先:落合淳志
(国立がんセンター東病院臨床開発センター臨床腫瘍病理部)
TEL:04-7134-6855  FAX:04-7134-6865
E-mail:aochiai@east.ncc.go.jp

(2) 学会員は先着順に参加決定いたします。非会員は11月1日時点での空き分について参加を受け入れます。

プログラム(予定)
13:00~13:40 「講習会のねらい-分子標的の病理評価技術の現状と進歩-モデレーター」
落合 淳志(国立がんセンター)
13:40~14:20 「分子標的治療薬の臨床応用の現状と今後の方向性」
佐伯 俊昭(埼玉医科大学国際医療センター)
14:20~15:00 「病理研究に役立つ臨床統計学」
吉村 健一(国立がんセンター)
14:00~15:15 休憩
15:15~15:55 「分子標的治療に関連した免疫組織化学解析技術の現状と進歩」
畑中 豊(ダコ・ジャパン・メディカルサイエンス部)
15:55~16:35 「組織検体を用いたFISH技術と評価の現状と進歩」
長谷川 匡(札幌医科大学)
16:35~17:15 「高集積TMA技術を用いた病理研究の展望」
福岡 順也(富山大学)
17:15~17:20 講習会のまとめ

<主催者>
日本病理学会研究推進委員会