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【周知依頼】日本解剖学会『献体解剖倫理指針策定』について

令和7年4月1日
会員各位
日本病理学会 事務局

日本医学会連合事務局を通じて、日本解剖学会より 献体解剖倫理指針策定について周知依頼がございましたので、お知らせいたします。


(日本解剖学会より)
一般社団法人日本医学会連合
会長 門脇 孝 先生

 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素は、弊学会の活動に多大なるご理解ご協力を賜りありがとうございます。
 昨年12月末に、海外でのご遺体を使った解剖研修の写真がSNSにアップされた不適切な事案が発生し、社会的に大きな問題となりましたことはご存知のことと拝察致します。我が国の篤志献体制度にもとづく解剖と直接関係のある事案ではないものの、このSNSへの投稿が「献体」という表現と関連づけられて広まったこともあり、献体登録をして下さっている方や、献体者のご遺族のお気持ちが深く傷つけられ、解剖学教育の現場においても大きな問題となっております。日本解剖学会はただちに、我が国の篤志献体制度にもとづいた解剖実習は以前と変わらず適切に遂行されている旨、「日本におけるご遺体を用いた解剖学の教育・研究について」として学会ホームページ(https://www.anatomy.or.jp/)にて発出いたしました。しかしながら本件をきっかけに献体制度に対する信頼が失われてしまいますと、我が国における解剖学実習や、ご遺体を使用させていただくことで実施される外科系手術手技修練等の要請増加に対応できなくなる恐れがあります。そこで、献体と解剖に関わる3団体(篤志解剖全国連合会、日本篤志献体協会、日本解剖学会)は、この事態を重く受け止め、共同で「献体解剖倫理指針」を策定し、学会ホームページにて公表致しました。
 この指針は、すべての医療系学生、医療者を対象とした解剖体の取り扱い指針であり、臨床系の諸学会にも深い関わりがあるものと考えております。そこで、広く医学・歯学系の各学会にも共有して賜りたく、貴連合からもこの指針を各学会に広く周知賜れないかと存じ、ご連絡させて頂きました。
 ご多忙なところ大変恐れ入りますが、ご高配賜れますと幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。

2025年3月31日
一般社団法人日本解剖学会
理事長 仲嶋 一範

【お問い合わせ先】
一般社団法人日本解剖学会 事務局
e-mail anatomy@kokuhoken.or.jp

>>献体解剖倫理指針策定について(日本解剖学会).pdf
>>献体解剖倫理指針.pdf