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支部会・ホームページでのアンケート調査(まとめ)


「病理学会学術集会の改革案」に関する
支部会・ホームページでのアンケート調査(まとめ)

平成17年11月10日
学術委員会


 全国各支部とホームページでのアンケート調査により、合計75件の返事を回収・解析いたしました。以下に報告いたします。提案した項目に関しては、賛否だけでなく、貴重なご意見をいただきました。アンケート調査に協力いただきました会員の皆様に心から感謝申し上げます。

(1).春期学術集会
「診断講習会・臓器別講習会」の多くを早朝・夕方および秋期学術集会に移動し、一般発表演題との重なりを少なくする。また、宿題報告は1会場で行いplenaryを維持する。

回答率:88%
賛成: 42件 → 64%
反対: 7件  → 10%
その他:17件 → 26%
(無回答:9件) 

主な意見
・ 講習会を早朝・夕方に集中し過ぎるのは良くない。
・ 診断講習会・臓器別講習会を大きい会場でやってほしい。
・ 宿題報告はplenaryでやる必要はない。
・ 講習会を1日にまとめ、3日間の会期のうち中1日を病院病理のプログラムにしてほしい。
・ 診断講習会・臓器別講習会を学会のメインプログラムと位置付けてやってほしい。
・ 診断講習会・臓器別講習会は支部単位でやればよい。
・ 診断講習会・臓器別講習会の需要があることを認識してほしい。
・ 会場の分散化が著しいので聴衆が散漫になっている。
・ 一般演題をポスターにする。
・ ポスターの討論の時間を設けてほしい。
・ 一般演題を中心にしてやり、臓器別講習会は不要である。
・ 会期を2日にし、宿題報告も2題でよい。

(2).秋期学術集会
「A演説(7-8件)」と「診断シリーズ(2件)」は1会場で行いplenaryを維持するが、「B演説」や「シンポジウム」は 複数会場で行い、「診断講習会・臓器別講習会」や「公募演題」を適宜導入することで世話人の自由度を広げる。また、秋期学術集会の参加単位数を10点から 20点に上げる。IAP、病理技術講習会、スライドセミナー、診断講習会・教育講演などを効果的に連動させる。また、「B演説」のあり方についてはさらに 検討する。

回答率:80%
賛成: 30件 → 50%
反対: 3件  → 5%
その他:27件 → 45%
(無回答:15件) 

主な意見
・ 改革案では秋期学術集会の特色が薄れ、同様な集会を2回開催することとなるので、秋期学術集会は現状のままがよい。
・ 秋期学術集会の開催は不要である。
・ 講習会を増やしてほしい。
・ A、B演説の区別がつきにくいので、区別を廃止する。
・ B演説を廃止し、診断講習会・臓器別講習会の数を春と秋で均等にする。
・ B演説や公募演題はやめて、診断講習会、IAP、技術講習会を重点化する。
・ 診断シリーズを2日に分けてやればよい。
・ 講習会や公募演題の導入は疑問である。
・ 春期学術集会と診断病理、秋期学術集会を分子病理にきっちり分けた方がよい。
・ 複数会場としても2会場までにすべきである。
・ 臓器別カンファランスを中心にしてほしい。
・ 秋期学術集会を3日にし、前半の1日半はA、B演説、後半の1日半はIAPと合同開催で診断病理と病理技術講習会関係にする。
・ B演説よりシンポジウムのあり方を検討してほしい。
・ A演説のplenaryは不要である。
・ B演説、シンポジウムの数を増やす。

(3).学術集会プログラム調整委員会
春・秋学術集会の統一性を保つため、コアになる「シンポジウム・ワークショップ」「診断講習会」や学術集会に連動する「講習会」「講 演」「その他のイベント」などの設定に助言を与える学術集会プログラム調整委員会を立ち上げ、これらの乱立をさけることで同時進行する会場数を減らす。

回答率:65%
賛成: 36件 → 74%
反対: 7件 → 14%
その他:6件 → 12%
(無回答:26件) 

主な意見:
・ 委員は実験病理、診断病理からバランスよく選んでほしい。また、若手診断病理医や男女比についても考慮してほしい。
・ 会長の権限や自由度が弱まり、特色が失われ、マンネリ化するので反対である。また、不統一でもよいのではないか。
・ 春期、秋期学術集会の会長や世話人を中心に討論することが前提であれば賛成。
・ 同時開催する会場数を減らすのに賛成である。
・ 学術集会の本質を委員会で作成し、ある程度それに沿って学術集会を開催し、関連他学会との日程調整もすべきである。
・ 委員会の数を増やすだけで不要。

(4).その他
全体を通して意見

回答率:44件 → 59%
(無回答:31件)

主な意見
・学会の開催日に金曜・土曜や土曜・日曜のように、週末にかけてやってほしい。
・ 臨床細胞学会、検査医学会との日程調整や共同開催なども検討してほしい。
・ 診断講習会の会場をもっと広くしてほしい。
・ 診断シリーズはニーズに応じた扱いにすることが必要だが、実験病理の発表にももっと聴衆を集めるべきである。
・ 学会員がサイエンスとプラクティカルの2方向に分離しないようにしてほしい。
・ 多会場での発表の乱立をさけてほしい。
・ 厚労省の役人の方との討論の機会など、政治的な(行政的?な)役割も重要。
・ 学会全体をもっとスリム化すべきである。
・ 総会への学生参加(演題発表)を積極的に受け入れる必要がある。
・ 細胞学会との共同開催をしてほしい。
・ 病理の2極分化を避けるために、実験病理の人を診断病理に、診断病理の人を研究に関心をもつような教育を大学や施設で行う。
・ 講習会と学術集会を分離しないでほしい。
・ 学会場所は東京、名古屋、京都、大阪にしてほしい。
・ 研究主体の人と診断主体の人の両方のニーズを同じ場で満たすのは無理なので、アカデミックな研究発表と診断病理の講習の場を完全に分離した方がよい。
・ 診断講習会を毎年同じ内容でするのは避けてほしい。
・ 診断病理は重要であるが、学会の発展のためには研究をおろそかにすべきではない。
・ 全体として何を改革したいのか、そのメリットが何かが不明瞭である。
・ 家族で学会開催地に行けるような配慮や、議論を活性化するためにビールなどのアルコールが飲めるような配慮をしてほしい。
・ 朝食用のパンの支給をしてほしい。
・ 病理学会カンファランスと秋期学術集会と日程的にリンクしてほしい。
・ 出張しにくい北海道や沖縄での開催はなるべく避けてほしい。
・ シンプルなプログラムにしてほしい。
・ USCAP方式を参考にして、ポスターを重視すべきである。
・ 診断病理役立つプログラム(研究的演題も含む)も重視すべきである。
・ 秋期学術集会に一般演題の募集を入れる方がよい。
・ 市中病院病理医の学術研究活動支援策を検討してほしい。
・ 春期、秋期病理学会学術集会(年2回)+地方会(年4回);県支部会(年2回)の他、臨床細胞学会も総会、地方会、支部会があり、集会が多すぎるので、集会の回数を減らすことが重要である。
・ 学生・初期臨床研修医の参加を可能にする方策を立てるべきである。
・ 若手研究者・病理医の会など、若手が自由に活躍出来る場を設ける。
・ 学会本部でポスターを貼るサービスを提供してもらえないか。
・ 診断講習会のテキストをカラーにしてほしい。
・ 春期と秋期学術集会を1年トータルとして考えることが重要である。
・ 1回の学術集会で聴ける診断講習会、臓器別講習会の数を制限することに反対である。
・ 内科学会のように、総会は学術講演、地方会は症例報告といった運営には反対である。
・ 学問、学術以外の点で学会が過度に派手にならないようにすべきである。
・ 一般演題をもっと重視すべきである。