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病理学会DEI推進委員会委員長メッセージ

2024年度、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)推進委員会の委員長を拝命しました北海道大学の樋田京子です。

2022年度より「男女共同参画・働き方改革委員会」委員長を務めてこられた村田哲也先生の後を引き継ぎ、新しい名称の委員会である「DEI推進委員会」の委員長を拝命いたしました。会員の置かれている多様な背景や社会情勢を鑑み、「男女共同参画・働き方改革委員会」の活動をさらに発展させ、DEI(多様性・公平性・包括性)の推進を目指しています。

委員会の目的は、性別のみならず、地域、職場、家庭環境、年代など、様々な背景を持つ会員の多様性を認め、病理学会の事業に自発的に参加しやすいように一人一人に適した環境を整備することです。そして、誰もが本会の発展のために活躍できる機会を提供することを目指しています。そのために、これまでの委員に加え、新たなメンバーにもご参画いただきました。

具体的な業務として、以下の活動を予定しています:

1. 課題の把握と対策:DEI推進のための課題の把握とその対策に関して検討を行い、DEI推進及び必要な啓発活動を進めてまいります。既に行った病理専門医対象の働き方に関するアンケート調査解析結果を会員へ共有し、企画委員会とともに対策を検討してまいります。今年度は、広く学会員向けの新たなアンケートも実施予定です。

2. セミナーや交流会の企画:若手会員を含めたDEI推進に向けたセミナーや交流会の企画についても検討しています。

3. 徒然病理医絵巻の発信:「徒然病理医絵巻」は、学会員の様々な日常や課題、克服に向けた取り組みを共有する場として反響が大きいものになっております。その内容を単に総会時の発表に留めず、学会員に共有するなど発信方法の改善も図りたいと思います。

DEI推進委員会は、病理学会の皆様と協力しながら、より良い医療環境の実現を目指してまいります。皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。


樋田京子
病理学会DEI推進委員会 委員長

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