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病理診断領域におけるAI実装機器・製品利用に関しての提言

令和3年2月5日
日本病理学会理事長 北川昌伸
同 AI・デジパソ・医療情報委員会 委員長 森井英一
同 AIガイドラインWG 委員長 白石泰三



日本病理学会,AIデジパソ医療情報委員会,AIガイドラインWGは,病理診断領域における人工知能(AI)技術を用いた製品を利用するにあたって以下を提言いたします。


「AIを実装した機器・プログラムが今後、病理診断補助に用いられることが予想されるが、これを利用する際には,医薬品医療機器等法により医療機器の承認を受けた製品,あるいは臨床研究等に関する正規の手続きを適正に経た製品を利用すべきである。」


付記:
昨今,医療用画像に対するAI技術を用いた製品が多く開発され,消化器内視鏡領域,放射線画像領域の一部の製品は医療機器としての認証を受けています。病理診断領域でもAIを実装した製品の開発がすすんでおり,現在,その開発,利用に関してのガイドラインを日本病理学会AIガイドラインWGにて作成中です。日本病理学会・AIデジパソ医療情報委員会・AIガイドラインWGは、すでに開発されている製品であっても,十分な手続き,十分な精度管理がなされている製品,あるいは開発に際して必要となる臨床研究等の手続きをきちんと踏んだ製品のみを用いるべきであるというスタンスを示すことにより、利用者は安心して製品を使うことができるようになると考え,ここに提言することとしました。