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日本病理学会100周年記念病理学研究新人賞の公募について

日本病理学会 理事長 北川 昌伸
日本病理学会100周年記念事業実行委員会 代表 町並 陸生

2011年(平成23年)に日本病理学会は創立100周年を迎えました。日本病理学会100周年記念事業実行委員会では、病理学の医学・医療における位置づけを再確認し、病理学会のあるべき姿と進むべき方向を、より多くの方々と語り合う機会として、創立100周年記念事業を行ってまいりました。さらに、これらの事業と東日本大震災への義援金に加えて、日本病理学会の発展に資するプロジェクトを募集し、2020年までの10年間にわたって実施することと致しました。「日本病理学会100周年記念病理学研究新人賞」は、「病理医・研究医の育成とリクルート委員会(旧・若手医師確保に関する委員会)」が応募し、採用された公募プロジェクトです。今年度が8年度目にあたります。

本プロジェクトの概要:
 将来的に日本の病理学がバランスよく発展していくためには、臨床側面である病理診断だけでなく、その基盤となる病理学研究も強力に推進する必要がある。ところが昨今の若手医師の研究指向者の激減は憂慮すべき問題である。この問題を少しでも解決するべく、2011年から10年間に渡り、病理学研究新人賞を設定し、若手医師の大学院生を鼓舞することとした。選考は書面による1次審査(8名以内)と春期の病理学会総会時において口頭発表による2次審査を行い、今年度は3名を選出する。春期の日本病理学会総会で表彰し、賞金10万円を付与する。

下記の要領で候補者を公募します。

対象:
以下のすべての要件を満たす者を本賞応募の対象者とする。
1)日本の大学の医学部・歯学部大学院病理学教室(あるいはそれに相当する教室)博士課程に所属する学生であること(応募時)。
2)応募翌年度の4月1日において、33才以下であること。(1月31日〆切)
  (平成30年度対象者:昭和60年4月2日以降生まれ)
3)日本の医師免許あるいは歯科医師免許を有する者。ただし、日本の大学のMD/PhDコースの学生で博士課程に所属する者は応募可能とする。
4)1年間以上、日本病理学会の会員である者。
5)ただし、出産・育児休暇(休学を含む)を医学部・歯学部入学以降に取っていた場合、大学・病院・指導教官(ただし、日本病理学会学術評議員に限る)などによる証明書(任意の形式)を提出することにより、同期間(最大2年間まで)の年齢制限の延長を認めることとする。

提出書類:
すべてA4の大きさの紙媒体で提出のこと。
1)履歴書(高校卒業以降、生年月日・連絡先を含めること)
2)業績録(著者名をすべて記載し、代表論文3編までに関して、要旨を含む第1ページのコピー1枚ずつを提出)
3)本人自身の研究業績の要約(1枚、必ずタイトルをつけること)
4)所属講座の教授(あるいは指導教官)の推薦書(1枚)
5)大学院在籍証明書(コピー可)
6)医師免許証のコピー(MD/PhDコースの学生は不要)
7)受賞した場合、受賞後2年以内に本学会学会誌Pathology Internationalへ投稿を行うという誓約書(形式自由;原著あるいは総説で共著可)。
8)指導教官(ただし、日本病理学会学術評議員に限る)などによる出産・育児休暇(休学を含む)の証明書(任意の形式;該当者のみ)
※ 尚、受賞後、応募時提出内容に虚偽があることが判明した場合、後日審議の上、受賞の取り消しならびに賞金の返還を求めることがある。

提出先:
簡易書留などで郵送のこと(〆切 平成31年1月31日必着)
113-0033 東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル7階 一般社団法人日本病理学会
電話:03-6206-9070、ファックス:03-6206-9077、電子メール:jsp-admin@umin.ac.jp

選考予定:
1次審査の結果は、平成31年2月末日までに郵送で連絡する。今年度の2次審査は、平成31年5月9日(木曜日)に第108回日本病理学会総会(東京)において実施する(発表10分、質疑5分の予定)。2次審査は公開とし、そのプログラムはウェブで公知する。なお、2次審査参加のための交通費・宿泊費ならびに総会参加費は各自の負担とする。
以上