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> 病理学の研究でわかること
日本病理学会では、学会員が行なっている学術研究活動を広く知っていただくために、宿題報告担当者による研究の解説を公開しました。病理学の研究によってどのようなことが分かり、どのように医療に活かされていくのか、その成果がどのように市民に還元される可能性があるのか、についてご理解いただけることを期待しています。
日本病理学会宿題報告とは:
日本病理学会では、病理学領域における特定の課題について卓越した業績を挙げていると判断された会員が、その課題の業績を日本病理学会総会において報告し、もって会員の病理に関する学術、医療の振興とその普及に資することを企図して「宿題報告」を設けています。
その内容としては、1)国内外の評価のある業績であること、2)断片としての学術情報ではなく、体系として受け取れる内容であること、3)演者の示す問題把握のしかた、課題の解決法、学問観などが会員にとって大いに資するものであること、を要件としています。代表的な論文の学術的評価、その領域自体のもつ重要性や将来性、応募者の学術性や適格性などを含む多面的な判断基準によって学術委員会で厳正に選考されています。
宿題報告は、明治44年(1911年)の藤浪 鑑先生による「日本住血吸虫-病理解剖的方面」に始まり、100余年の歴史の中で、古くは長与又郎先生、山極勝三郎先生、吉田富三先生など偉大な病理学の先達によって行なわれています。
>>「過去の宿題報告一覧」
※宿題報告順に掲載