第2部の根拠となる実証解析データ

[参考データ ②] 本規程にEならびにAで示した手技を用いて採取・保管した組織検体におけるエピゲノム解析例

  • 腎淡明細胞癌109症例・肺腺癌191症例・胃癌120症例等の癌部・非癌部より採取し液体窒素中に保管した全903組織検体において、Infinium HumanMethylation27 あるいはInfinium HumanMethylation450 Bead Array (Illumina)を用いて、ゲノム網羅的DNAメチル化解析を実施した。

エピゲノム (Infiniumアレイ)解析の再現性・技術的検証・保管期間の影響

  • Infinium解析の再現性・信頼性が示され、長期保管がエピゲノムデータに影響を与えないことがゲノム網羅的解析で検証された。
  • 腎癌・肺癌・胃癌それぞれにおいて、発癌要因や臨床病理像とよく相関する症例の層別化・病態診断マーカー開発・エピゲノム異常で発現制御される治療標的候補同定に到った。一部の知見に関しては、実用化に向けて特許の国際公開等を行っている (US 61/646044, PCT/JP2013/62650, WO2013/168644A1, 特願2014-514703, US 14/399591, EP 13787593.6, CN 201380036415.8, KR 10-2014-7032254等)。
  • 本規程にEならびにAで示した手技を用いて採取・保管した組織検体を用い、信頼性の高い解析を実施することができ、また新規知見を得ることが出来る。

(Int J Cancer 137: 2589-2606, 2015; Carcinogenesis, 36: 509-520, 2015; Oncol Rep 34: 1137-1145, 2015; Front Genetics, 5: 24, 2014; Int J Cancer 135: 1330-1342, 2014; Int J Cancer 135: 319-334, 2014; PLoS One 8: e59444, 2013; Carcinogenesis 33: 1487-1493, 2012等)