2014年1月アーカイブ
2014年1月27日
病理診断書・診断報告書アンケート結果について
日本病理学会 将来構想検討委員会
昨年、皆様にお願いてアンケートにお答えいただきました、
「病理診断書・診断報告書アンケート」の最終結果がまとまりましたので、ご報告申し上げます。
<実施方法>
実施期間 平成25年10月22日~11月15日
実施方法 病理学会認定施設にE-mailにて送信・回答
質問内容 こちら(PDF)
<集計>
アンケート依頼数 383施設
有効回答数 203施設 有効回答率 53%
<病理組織に関して>
組織 報告様式名 | 施設数 | 割合 | 割合 |
病理診断報告書 | 106 | 52.20% | 59.60% |
その他「診断を含む」 | 51 | 7.40% | |
病理組織検査報告書 | 51 | 25.10% | 40.40% |
その他「診断を含まない」 | 31 | 15.30% | |
総計 | 203 |
<細胞診に関して>
細胞診 報告様式名 | 施設数 | 割合 | 割合 |
病理細胞診断報告書 | 66 | 32.50% | 43.80% |
その他「診断を含む」 | 23 | 11.30% | |
病理細胞検査報告書 | 45 | 22.20% | 66.20% |
その他「診断を含まない」 | 69 | 34.00% | |
総計 | 203 |
<結果>
病理組織診断では「診断」という文言が入っている施設が約60%でしたが、その一方でまだ40%の施設では「検査」あるいは「診断を含まない」様式で「病理診断」が報告されています。また細胞診では、まだ約66%もの施設で「検査」または「診断を含まない」という報告様式でした。
アンケート依頼文にも記載いたしましたが、平成元年の疑義照会以来、病理診断は「医行為」として位置づけられ、平成20年には標榜診療科の1つとして認可、さらに診療報酬上も「第3部検査 第2節病理学的検査」から「第13部 病理診断」として、「検査」とは別扱いになっております。保険診療点数表にも「第13部病理診断」の本文からは「検査」という文言はあえて削除されております。
保険医療機関内での病理組織、細胞診には「病理診断料」が算定されておりますので、報告書の様式も「診断」という文言で対応くださいますようにお願い申し上げます。
次期理事長選挙:候補者所信表明
※希望者のみ掲載:1名 氏名(所属、出身大学、卒業年)
深山 正久(東京大学人体病理学・診断病理学、東京大学、1978年卒)
平成24,25年度、理事長として「後継者のリクルート・育成」を最重要課題に掲げ、病理医の重要性についての広報、研究医・病理医育成、基盤整備について、具体的な施策を精力的に進めてきました。次期理事長として立候補するに当たり、目標に向かって進むべく決意を新たにしています。
1)「国民のためのよりよい病理診断に向けた行動指針2013」
病理学会として「医療における病理学」の実践に取り組んでいることを明確に表明し、短期、中期、長期の目標と行動方針を国民に向けて提示しました。この基本姿勢を堅持し、具体的な施策に反映させていきます。
2)学術評議員の学会活動への積極的参加促進
学術評議員の会費値下げを契機に、学術評議員キーワード登録を行い、学術評議員の先生方の積極的参加を促進していきます。
3)病理診断科の標榜推進、がん診療提供のための環境整備、調査解剖体制の整備
病理診断の重要性を具体的な形で示すため、病理診断科標榜、病理診断報告書の名称明確化を更に進める必要があります。国のがん診療提供体制の見直しに盛り込まれた病理医の配置、迅速診断体制の整備、病理室設置などに応える努力を続けます。また、外部精度管理機構の設立、病理技師認定制度の実現、さらに調査解剖体制の整備など、「国民のためのよりよい病理診断」の実践に責任をもって取り組んでいきます。
4)専門医育成、生涯教育の充実
平成27年度医学部卒業生から実施される新たな専門医制度に対し、病理学会としての期待、要望を表明しました。研修プログラム策定について具体的な検討を開始しています。病理研修医登録制度は着実に定着しており、引き続き専門医育成、生涯教育の充実に力を入れます。
5)学術、支部活動支援をはじめとした情報基盤整備、医学生、研修医に対する取り組み
病理学研究の重要性を広報するため、HP上で宿題報告の一般向け解説を公開し、また病理学会ニュースレターの配信を開始しました。しかしIT活用の現状はいまだ不十分で、uminメールの転送設定、病理ITネットワーク活用を推進します。夏の学校、病理学会カンファランス、診断サマーフェストなど、病理学の魅力を届ける取り組みを進めます。
これまでの成果は学術評議員はじめ皆様のご努力に支えられたものです。今、学会員は増加傾向にあります。今後も力をあわせ、進んでいきましょう。ご支援よろしくお願いいたします。
深山 正久(東京大学人体病理学・診断病理学、東京大学、1978年卒)
平成24,25年度、理事長として「後継者のリクルート・育成」を最重要課題に掲げ、病理医の重要性についての広報、研究医・病理医育成、基盤整備について、具体的な施策を精力的に進めてきました。次期理事長として立候補するに当たり、目標に向かって進むべく決意を新たにしています。
1)「国民のためのよりよい病理診断に向けた行動指針2013」
病理学会として「医療における病理学」の実践に取り組んでいることを明確に表明し、短期、中期、長期の目標と行動方針を国民に向けて提示しました。この基本姿勢を堅持し、具体的な施策に反映させていきます。
2)学術評議員の学会活動への積極的参加促進
学術評議員の会費値下げを契機に、学術評議員キーワード登録を行い、学術評議員の先生方の積極的参加を促進していきます。
3)病理診断科の標榜推進、がん診療提供のための環境整備、調査解剖体制の整備
病理診断の重要性を具体的な形で示すため、病理診断科標榜、病理診断報告書の名称明確化を更に進める必要があります。国のがん診療提供体制の見直しに盛り込まれた病理医の配置、迅速診断体制の整備、病理室設置などに応える努力を続けます。また、外部精度管理機構の設立、病理技師認定制度の実現、さらに調査解剖体制の整備など、「国民のためのよりよい病理診断」の実践に責任をもって取り組んでいきます。
4)専門医育成、生涯教育の充実
平成27年度医学部卒業生から実施される新たな専門医制度に対し、病理学会としての期待、要望を表明しました。研修プログラム策定について具体的な検討を開始しています。病理研修医登録制度は着実に定着しており、引き続き専門医育成、生涯教育の充実に力を入れます。
5)学術、支部活動支援をはじめとした情報基盤整備、医学生、研修医に対する取り組み
病理学研究の重要性を広報するため、HP上で宿題報告の一般向け解説を公開し、また病理学会ニュースレターの配信を開始しました。しかしIT活用の現状はいまだ不十分で、uminメールの転送設定、病理ITネットワーク活用を推進します。夏の学校、病理学会カンファランス、診断サマーフェストなど、病理学の魅力を届ける取り組みを進めます。
これまでの成果は学術評議員はじめ皆様のご努力に支えられたものです。今、学会員は増加傾向にあります。今後も力をあわせ、進んでいきましょう。ご支援よろしくお願いいたします。
次期理事長選出の選挙について
平成26年1月24日
一般社団法人日本病理学会
選挙管理委員長 長村 義之
一般社団法人日本病理学会
選挙管理委員長 長村 義之
学術評議員 各位
平成26/27年度次期役員(理事・監事)選挙の結果を踏まえ、次期理事長を選挙により選出いたします。下記の要領により投票をお願いいたします。
記
○ 投票締切日:平成26年2月7日(金) 当日消印有効
○ 投票用紙には、被選挙人名簿(別記-1)の中から1名を記載ください。
所信表明(希望者のみ)(別記-2)をご参照ください。
なお、被選挙人の資格には、この所信表明の有無は問いません。
○ 記載された投票用紙は、内封筒に入れてください。
内封筒にはのり付けをしないよう、お願いいたします。
○ 外封筒には、投票者の所属、氏名および会員番号を明記してください。
この記名がない場合は、無効となりますのでご注意ください。
○ 封筒には投票用紙以外は同封しないでください。
○ 切手は貼らずにお出しください。
<被 選 挙 人 名 簿>(19名 ABC順)
※氏名のリンクから所信表明(希望者のみ1名分)がご覧いただけます。
深 山 正 久(東京大学人体病理学・病理診断学)
福 本 学(東北大 加齢研 病理)
笠 原 正 典(北海道大学医学研究科分子病理学)
黒 田 誠(藤田保健衛生大学病理診断科)
森 井 英 一(大阪大学病態病理学・病理診断科)
森 谷 卓 也(川崎医科大学病理学2)
長 沼 廣(仙台市立病院病理診断科)
内 藤 善 哉(日本医科大学統御機構病理学分野)
野 島 孝 之(金沢医科大学臨床病理学)
小 田 義 直(九州大学形態機能病理)
大 澤 政 彦(大阪市立大学医学部診断病理学)
坂 元 亨 宇(慶應義塾大学医学部病理学)
笹 野 公 伸(東北大学医学部病理診断学分野)
白 石 泰 三(三重大学医学研究科腫瘍病理学)
髙 橋 雅 英(名古屋大学医学系研究科分子病理)
豊 澤 悟(大阪大学歯学研究科口腔病理学)
八 尾 隆 史(順天堂大学人体病理病態学)
安 井 弥(広島大学大学院分子病理学)
横 山 繁 生(大分大学医学部診断病理学講座)
2014年1月23日
2014年度剖検講習会のお知らせ
本学会主催の剖検講習会は、毎年日本病理学会総会の会期中に病理診断講習会の一つとして設けられています。現在、病理専門医試験受験には、剖検講習会の受講が必須ですが、更に口腔病理専門医試験受験予定の平成23年度以降歯科医籍登録者にも、受講が義務づけられました。
本年の剖検講習会開催にあたり、受講証明書発行を希望される方は、事前にWEB申し込みが必要となります。下記より期限内にお手続きをお進め下さい。詳細については申し込み受付終了後、ご連絡いたします。
なお、本年より受講証明書の発行は以下の方限定といたします。
・病理専門医研修登録者
・口腔病理専門医研修登録者
すでに専門医資格をお持ちの方や、病理専門医試験受験予定のない方には受講証明書の発行はいたしませんが、他の病理診断講習会と同様、剖検講習会も自由に聴講いただけます。当日直接会場へお越し下さい。
1. 日 時:2014年4月25日(金) 8:30~9:30 (学会第2日)
2. 会 場:広島国際会議場 C会場(B2F)
3. 講 師:伊藤雅文先生(名古屋第1赤十字)
座 長:野島孝之先生(金沢医大)
4. 受講料:無料 (ただし病理診断講習会のハンドアウト3,000円)
5. 申込締切:2014年2月28日(金)
申込受付は終了いたしました。
2014年、2015年の病理専門医試験を受験予定で剖検講習会未受講の方は事務局までご相談下さい。
6. 参加登録方法:下記よりWEBのみの受付となります (申込には会員番号と研修医番号が必要です)
申込受付ハガキは、3月中旬までにお送りいたします(※学会に登録されている連絡先宛)
なお、このハガキと引き換えに受付にて受講証明書をお渡しいたしますので、当日必ずご持参下さい。
お申込みいただいた全員が受講可能ですので、ご予定下さい。
WEB申込者は当日は座席の指定をさせていただくこともございます。予めご了承ください。
7. 問い合わせ先:一般社団法人日本病理学会事務局
〒113-0034 東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル7階
TEL:03-6206-9070 E-mail:jsp-admin@umin.ac.jp
病理研修に関するアンケート調査ご協力のお願い
平成26年2月1日
病理医・研究医の育成とリクルート委員会委員長 豊國 伸哉
病理学に興味があり、将来病理専門医になることを希望している学生および研修医のために、日本病理学会では病理研修が可能な病院のリスト、詳細な研修情報をホームページに掲載し、毎年更新したいと考えています。今回全国の認定施設(大学病院を含む)について再度アンケート調査を行いたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願いします。結果の一部は日本病理学会のホームページにアップロードされ、PDFなどの形式で冊子になる可能性があります。また学生、研修医を対象とした勧誘イベントでは資料として提示される可能性がありますので、ご了承ください。レジナビ参加者の要望に基づいて、病理専門医(指導医)数の項目も設けましたので、併せてご記入頂くようよろしくお願い申し上げます。
ご回答は3月31日(必着)までに日本病理学会までFAXでお願いいたします(FAX番号:03-6206-9077)。番号の掛け間違いにはご注意下さい。
なお、本アンケートのwordファイルは病理学会ホームページからダウンロードできるようにする予定ですので、wordファイルで作成し、添付ファイルの形で事務局jsp-admin@umin.ac.jpに送っていただいてもかまいません。また、施設年報のご返送に同封していただいてもかまいません。
病理研修、新人獲得などに関してご意見がございましたら、FAX、E-mailなどでお知らせください。
>>アンケート用紙ダウンロード(MS-Word)
研修施設(認定施設・登録施設)年報について
平成26年2月1日
病理専門医制度運営委員長 黒田 誠
病理専門医制度運営委員長 黒田 誠
日本病理学会病理専門医制度研修施設(認定施設・登録施設)には平成25年の病理学的業務の実績報告書(施設年報)のご提出をお願いしております。書類は1月22日に発送しておりますので、ご確認よろしくお願いいたします。また、今年更新申請にあたられる施設(隔年)には更新書類(ダウンロード不可)も同封されています。年報とあわせてご提出下さい。
なお、平成25年研修施設年報(認定施設)、同(登録施設)書式が下記よりダウンロードできます。どうぞご利用下さい。
更新申請に当たられる施設につきましてはその可否につきまして4月の総会後にお知らせいたしますので、それまでは3月までの認定証・登録証をそれぞれ有効といたします(新証書送付は6月頃を予定)。
関係者各位にはご高配の程、よろしくお願い申しあげます。
<提出期限>
平成26年2月28日(金)消印有効
<書類送付先>
一般社団法人 日本病理学会事務局
〒113-0034 東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル7階
※注意
平成24年(第55輯)剖検輯報原稿を1月31日までに未提出の場合,施設の更新は出来ません。
■平成25年認定施設年報 (Ms-Word)
※事務局からの書類の送付宛先は「病理部門責任者」宛です。
ご確認よろしくお願いいたします。
※押印の上、必ず郵送でご提出下さい。
※今年更新申請にあたられる施設(隔年)には「更新申請書」(ダウンロード不可)が同封されています。年報とあわせてご提出下さい。
■平成25年登録施設年報 (Ms-Word)
※事務局からの書類の送付先は各施設の登録申請者(大学病理学講座教授など)です。
各施設間の連携を宜しくお願いいたします。
※押印の上、必ず郵送でご提出下さい。
※今年更新申請にあたられる施設(隔年)には「登録更新申請書」と「被登録承諾書」(ともにダウンロード不可)が同封されています。
年報を含めて3種の書類を揃えてお送り下さい。