2011年10月アーカイブ
2011年10月31日
2011年10月26日
平成24年度/25年度理事長選挙の結果について
社団法人日本病理学会
理 事 長 青笹克之
選挙管理委員長 松原 修
平成23年10月26日、選挙管理委員会を開催し、次期(平成24/25年度)理事長選挙の開票を行った結果、以下のとおりとなりましたのでお知らせいたします。
なお、選挙結果の詳細(総括)は後日報告いたします。
※ABC順に掲載
1 深山 正久 406票 当選
2 伏木 信次 4票
3 笠原 正典 1票
4 加藤 良平 6票
5 黒田 誠 301票 次点
6 根本 則道 3票
7 野島 孝之 3票
8 落合 淳志 2票
9 小田 義直 6票
10 岡田 保典 15票
11 笹野 公伸 4票
12 白石 泰三 1票
13 髙橋 雅英 5票
14 上田真喜子 257票
15 八木橋操六 2票
16 山口 朗 1票
17 安井 弥 6票
18 横山 繁生 3票
19 吉野 正 9票
学術評議員数:1,523名 (10/1現在)
投書数(投票率)1046通(68.7%)
有効投書数1040通 無効投書数6通(期限切れ4通、無記名2通)
有効票 1035票 白票:3票 無効票:2票
学術評議員資格についてのご意見公募について
学術評議員資格検討WG 向井 清
理事長 青笹 克之
学術評議員は病理学会の運営において常置委員会の委員となる資格を有し、また役員候補者の選出を行うなど重要な役割を果たしております。現在の学術評議員 内規では「研究歴7年以上、学会歴5年以上で学術評議員2名の推薦を得る」ということが申請資格となっております。しかし学会運営の要となるためには病理 学に専任し、十分な見識を持つということが求められます。このためにもう少し具体的な業績を求めるべきではないかという議論が理事会でありました。そのた め学術評議員資格検討ワーキンググループを立ち上げて検討し、以下の様な学術評議員内規の改正案を理事会に提案することになりました。つきましては会員の 方々からご意見を伺い、必要な修正を行った上で提案したいと思いますので、よろしくご協力をお願い申し上げます。
現行学術評議員内規
3 評議員は、病理研究歴満7年以上および本会に入会後満5年以上の正会員の中から、評議員2名の推薦を得て、理事長に申請し、理事会および総会の承認を得た者とする。
学術評議員内規改正案
3.学術評議員は原則として病理研究歴7年以上および本会に入会後満5年以上の正会員の中から、以下の条件の一つを満たし、かつ評議員2名の推薦を得て、理事長に申請し、資格審査の後、理事会および総会の承認を得た者とする。
(1)病理学(学際分野を含む)に関する原著論文3編以上で、少なくとも1編の筆頭著者である。
(2)病理専門医あるいは口腔病理専門医資格取得者で論文発表の筆頭著者1編以上である者
(3)入会歴5年を満たさないが、傑出した業績を上げていると資格審査委員会で認めた者
附則
1.この内規は平成23年11月17日より施行する。
説明
1.現学術評議員は称号であり、学会の役員ではありません。学会の運営に関する事項を審議し、決定する権利は有していません。この点については新法人に移 行後も変更はありません。そのため現行の規定を出来るだけ踏襲し、業績要件のみを追加いたしました。資格要件をいきなり厳しくすると申請者が減るため、比 較的緩やかな要件といたしました。
2.資格審査委員会は研究歴7年以上と論文内容が病理学会の学術評議員としてふさわしいかを審査します。また、上記の第3要件で申請する場合は要件を満たしているかも審査します。
3.論文は英文、和文どちらも可としました。
4.病理専門医、口腔病理専門医の論文は症例報告を含みます。英文、和文どちらも可です。専門医受験資格に人体病理に関する原著論文あるいは学会発表3編 以上とあるので、専門医資格取得者は少なくとも学会発表の実績はあると考えられます。受験時に筆頭著者の論文があれば資格を満たし、無ければ1編お書きい ただく必要があります。一人病理医などを考えて論文条件はゆるくしました。
5.この変更はこの改正が承認された後の学術評議員申請者から適用されます。
以上に付きましてのご意見を学会事務局(jsp-admin@umin.ac.jpあるいはFAX: 03-5684-6936)にお寄せいただきたくお願い申し上げます。締め切りは11月10日とさせていただきます。
2011年10月 6日
「診断病理」編集長の公募について
社団法人 日本病理学会
理事長 青笹 克之
「診断病理」現編集長の任期満了にともない、平成24年度以降の編集長を下記の要領により募集いたします。応募、または推薦の書面を病理学会事務局までお送り下さい。
1.応募は自薦、他薦を問わないこと。
2.応募者は、病理専門医である日本病理学会会員であること。
3.応募者が自薦の場合は、氏名、所属機関、応募の要旨を、また他薦の場合は、推薦する候補者を加えて、記載した書面(書式は自由)を提出すること。
4.任期は、平成24年4月1日より5年とすること。再任以降の任期は2年とすること。
5.締め切りは、平成23年11月10日(消印有効)とすること。
2011年10月 4日
次期理事長選挙:候補者所信表明
希望者のみ掲載:3名 ABC順 氏名、所属、出身大学、卒業年)
深山正久
(東京大学大学院医学系研究科、東京大、1978年)
病理学会員の皆様に心より訴え、推し進めたいことがあり、立候補いたしました。日本病理学会の最重要課題は「後継者のリクルート・育成」であり、これは学 術評議員全員が心をひとつにして、着実に推し進めていかなければならない緊急課題です。以下、行動指針を示します。病理医の重要性についての広報(1、 3)、研究医・病理医育成(2、5)、基盤整備(4、6)の三本柱です。
- 「医療における病理学」を実践し、病理医の重要性を国民に訴える:広報の方策の一つとして、「病 理専門研修への公的補助」を求める要望書を政府に提出します。がん対策推進基本計画見直しに当たり、病理医不足が取り上げられました。臨床研修における CPCの充実、診療関連死調査という場面でも、病理医が果たす役割が大いに期待されています。粘り強い活動が実を結んでいます。
- 病理学を入り口とした研究医の育成:文部科学省においても研究医の育成の重要性が認識されるようになっています。研究医を志す医師の養成課程に、病理研修を取り入れる施策を提案し、医学研究における病理学の重要性を積極的に訴えていきましょう。
- 病理学の重要性を学生、研修医に伝える:病理研修手帳の配布、研修登録システム構築により病理研修へのアクセスを高めます。各支部における夏の学校、学術総会における学生ポスターなど多くの取り組みが行われています。これらのために病理学会の学術医療振興基金の積極的活用を考えていきます。
- 病理医の立場を強化する:診療所での病理診断料の算定、保険医療機関としての病理診断科開業、病理診断料毎回算定など着実な成果を勝ちとっていくために行動します。一方、生涯教育委員会の設置などにより、病理専門医の生涯教育の充実を図ります。
- 基礎生命科学と臨床医学の架け橋:病理学を強化するため,研究者と病理医の交流の場を積極的に設けます。「病理医と研究医」をテーマとした市民公開講座を開催します。
- 支部活動支援をはじめとした情報基盤整備:病理ITネットワーク作りを進め、支部活動支援を積極的に行うほか、教育環境の整備,病理診断精度向上,国際交流の促進を図ります。
黒田 誠
(藤田保健衛生大学病理診断科、名古屋保健衛生大、1978年)
この度の役員選挙におきましては前回に引き続き多くの皆様からの多大なご支援をいただき厚くお礼申しあげますとともに、日本病理学会において私に与えられました責務・使命の大きさに身の引き締まる思いでございます。
私は、100周年を迎えた伝統ある日本病理学会が新たな一歩を踏み出すに当たり、このような多大なご支持をいただいた皆様のご期待にお答えすべく、このた びの理事長選挙に立候補する決意をいたしました。今さら申すまでもなく病理学においては研究と診断は車の両輪のような関係にありますが、病理学の診療への 責任が重くなって行く一方で、科学の急速な発展を背景として病理学研究への期待も大いに広がってきています。今後も日本病理学会において、「研究」と「診 断」が密に連携して、その魅力を発揮できるシステムを構築して行く所存でございます。近年、会員への連絡などがペーパーレスとなり決定事項の会員への周知 がより重要性を増し、皆様のご意向の把握、更には医学生の啓発などと幅の広い活動が支部でなされています。私は地方を大切にし、支部活動の強化と、理事会 との連携に努めたく存じます。また会員の皆様との学会内の議論を元に、そこで抽出された学会のみでは打開できない大きな課題を学会外へ積極的に情報発信し てその解決に努めます。そのために対外的に関係の深い諸団体と交流を深め、所轄省庁への活動にも更に力を入れて、広い視野から、国民が日本病理学会に期待 している様々な事項の実現に尽力したく存じます。積極的な、前向きの活発な議論をし、課題を解決しつつ前に進むことにより、「病理医不足」も解決して行く ものと確信しております。今年は国民皆保険が実施されてから50周年を迎えます。国民の医療を支える柱として期待に応える学会になろうではありませんか。 私の基本的なスタンスは現場の生の声に耳を傾け、その課題を抽出し、政策として現場にフィードバックする学会の体制を構築することにあります。
課題として、
- 病理学の国民への周知・啓発
- 病理専門医の現場の環境改善・女性病理医の支援・そのための諸団体・省庁などとの折衝
- 病理学の科学・教育の充実
- 病理医倍増へ向けての緻密な活動 など
これまでの経験を生かし、全力で取り組む覚悟でございます。日本病理学会の更なる発展に向けて、皆様のご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
上田 真喜子
(大阪市立大学医学部病理病態学、千葉大、1975年)
多くの先生方からの御支援の声に励まされて、この度、日本病理学会の理事長選への立候補を決意しました。私は、平成20年・21年度は理事および人材育 成委員長として活動させていただき、平成22年度からは、常任理事および財務委員長として、青笹理事長のもと、地方からの病理学会の活性化を念頭に、多く の改革の実行に参画させていただきました。この改革路線を継続していくことは、100周年を経た伝統ある日本病理学会をさらに発展させていくためには、必 須であります。特に、他学会に比較して高額である病理学会の会費(病理専門医部会費を含む)の値下げを実現するべく、私は財務委員長として全力で取り組ん できましたが、そのためにはまず、一般会計が約6,000万円の大幅赤字をかかえて、剖検輯報会計や専門医部会会計の繰越金からの内部借受により運営して いるという病理学会の財務の現状を健全化させることが急務です。すでに問題点は把握しておりますので、それらの解決・改善に努め、2年間の任期中に会費の値下げ、および財務の健全化を必ず実現したいと存じます。そして今後は、病理学会の将来を担う若手病理医のリクルートや育成、生涯教育、病理診断精度向上、支部活動の充実、会員からの意見・要望を反映した新企画の実施などにこそ、より多くの財源をあてるような財務運営をするべきと考えます。
日本病理学会、さらには日本の医療において、病理診断業務の重要性は言うまでもありません。そのためにも、病理診断 科/診断医の地位のさらなる向上、女性病理医が継続的に働くことができる勤務システムの確立、一人病理医をめぐる諸問題の解決、そして何よりも医学生や研 修医に魅力を感じさせ、興味や期待を抱かせるような病理学イメージのあり方、などについて病理学会全体で取り組む必要があります。
病理学は病気の発生・進展メカニズムを追究する学問であり、日本病理学会としてはヒト疾患の病理・病態の解明を一層推進していく責務があります。この研究活動を基盤とした病理学教育の実践を通じて、病理学の魅力と重要性を学生や若手医師に伝えることが必要です。このことが、日本病理学会のさらなる活性化や発展に最も重要と確信しております。
皆様の御支援を賜わればありがたく、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
次期理事長選出の選挙について
社団法人日本病理学会
選挙管理委員長 松原 修
学術評議員 各位
平成24/25年度次期役員(理事・監事)選挙の結果を踏まえ、次期理事長を選挙により選出いたします。下記の要領により投票をお願いいたします。
・投票締切日:平成23年10月21日(金)当日消印有効
・選挙人は平成23年9月30日現在の学術評議員です。
・投票用紙には、被選挙人名簿(別記-1)の中から1名を記載ください。
所信表明(希望者のみ)(別記-2)をご参照ください。
なお、被選挙人の資格には、この所信表明の有無は問いません。
・記載された投票用紙は、内封筒に入れてください。
内封筒にはのり付けをしないよう、お願いいたします。
・外封筒には、投票者の所属、氏名および会員番号を明記してください。
この記名がない場合は、無効となりますのでご注意ください。
・封筒には投票用紙以外は同封しないでください。
・切手は貼らずにお出しください。
<被選挙人名簿(記載はABC順)>
※氏名のリンクから所信表明(希望者のみ3名分)がご覧いただけます。
深 山 正 久(東京大学大学院医学系研究科)
伏 木 信 次(京都府立医科大学分子病態病理学)
笠 原 正 典(北海道大学医学研究科分子病理学)
加 藤 良 平(山梨大学医学部人体病理学講座)
黒 田 誠(藤田保健衛生大学病理診断科)
根 本 則 道(日本大学医学部病理学分野)
野 島 孝 之(金沢医科大学臨床病理学)
落 合 淳 志(国立がん研究センター東病院)
小 田 義 直(九州大学形態機能病理)
岡 田 保 典(慶應義塾大学医学部病理学教室)
笹 野 公 伸(東北大学病理診断/病理部)
白 石 泰 三(三重大学医学研究科腫瘍病理学)
髙 橋 雅 英(名古屋大学医学系研究科分子病理)
上 田 真喜子(大阪市立大学医学部病理病態学)
八木橋 操 六(弘前大学大学院病態病理学講座)
山 口 朗(東京医科歯科大学口腔病理学分野)
安 井 弥(広島大学大学院分子病理学)
横 山 繁 生(大分大学医学部診断病理学)
吉 野 正(岡山大学大学院病理学)