第1部 研究用病理組織検体の適切な採取部位

[各論]

設問14

正しい選択肢を全て選べ

a. 子宮体癌における非癌部組織の採取では、非癌部は癌発生母地と考えられる部位であることが望ましいという原則は変わらず、高齢者で内膜に萎縮が明らかな症例であっても萎縮した子宮内膜から検体採取する。

b. 子宮体癌では、最深部(腫瘍最大割面)に割を入れ検体を採取する。

c. 子宮体癌では、隆起性病変の場合、頂部で壊死・出血をしていることがあるので、検体採取の際にはその部位が含まれないように注意する。

d. 下図は子宮体癌の隆起性病変で、壊死や出血は認められない。採取部位は青色丸印が望ましい。