第1部 研究用病理組織検体の適切な採取部位

[総論]

設問10

aからdは肺葉部分切除標本における腫瘍組織採取の工程である。但し、腫瘍は断端近傍に存在する。
間違っている工程を全て選べ。

a. 最初に切除検体の頭側、尾側方向を確認した。

b. 断端近傍に腫瘍が存在するが、断端の評価よりも画像と肉眼像・組織像と比較しやすいような割面を出すことを優先した。

c. 腫瘍辺縁部では正常組織の混入が危惧されるため、腫瘍中心部の線維性に硬い部分から組織を採取した。

d. 採取部位の記録をするために、組織採取前後に検体の写真撮影を行った。