第3部 ホルマリン固定パラフィン包埋標本の適切な作製・保管方法

設問33: 解説

■解答

b →○

a. ホルマリンを含まない組織固定液の中で、組織学的に観察に十分に耐え、核酸・タンパク質等の保存にすぐれることが確認されているものが存在する。

c. ホルマリンを含まない組織固定液を用いる場合に、RNAの解析のためには、DNAの解析の至適条件に比してより十分な固定を行う方が、良好な解析結果が得られる。

d. 関係者の同意が得られた施設においては、ホルマリン固定パラフィン包埋標本とは別に、ホルマリンを含まない組織固定液で固定したパラフィン包埋標本を作製することは、研究に供する目的において推奨される。