2018年7月アーカイブ
2018年7月31日
希少がん診断のための病理医育成事業 講習会開催のご案内
平成30年7月31日
希少がん病理診断支援検討委員会
委員長 佐々木 毅
希少がん病理診断支援検討委員会
委員長 佐々木 毅
希少がん診断のための病理医育成事業(厚生労働省,国庫補助金)として、平成30年度は『骨軟部腫瘍』『脳腫瘍』『小児がん』の各領域の希少がん病理診断講習会(支部開催8回、本部開催4回)を予定しています。本講習会は病理専門医資格更新単位となる病理領域講習として認定されています。開催の概要と参加申し込みは以下のサイトを御覧ください。
希少がん診断のための病理医育成事業サイト
2018年7月26日
台風接近にともなう平成30年度病理専門医試験の実施について
関係各位
平成30年7月26日
病理専門医制度運営委員長 森井英一
口腔病理専門医制度運営委員長 仙波伊知郎
平成30年度病理専門医試験・口腔病理専門医試験が7月28日(土)、29日(日)に東京医科歯科大学(文京区湯島)にて開催されます。
台風の接近が懸念されておりますが、予定通り実施いたしますので、受験者の皆様におかれましては時間に余裕をもってお越しくださいますよう、お願い申し上げます。くれぐれも足元にはお気をつけてお越しください。
なお、当日何かございましたら、事前にお送りしている案内に記載の連絡先までご連絡ください。
万が一、交通機関の影響で試験初日に到着できず、受験ができなかった場合には受験料を返金予定でございます。
以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年7月12日
「平成30年7月豪雨」について
この度の「平成30年7月豪雨」により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。
皆様のご健勝と被災地の復興を心より御祈念申し上げます。
皆様のご健勝と被災地の復興を心より御祈念申し上げます。
一般社団法人日本病理学会
理事長 北川 昌伸
理事長 北川 昌伸
2018年7月10日
ドイツ病理学会に参加して
坂元亨宇常任理事(慶應義塾大学)
5月24日~26日まで、ドイツのベルリンにて開催されたドイツ病理学会DGP2018に、国際交流事業の派遣を受けて参加しました。派遣に際しては、深山理事長、石川国際交流委員長、並びに関連委員会の諸先生方のご高配に、改めて感謝申し上げます。
今回の学会は第102回で、日本とほぼ同じ歴史ですが、会の規模は、約1/3程度といった感じでした。基礎研究、学術研究とともに、各論、診断に関する講演、IAPのコース等も網羅されており、内容的には、ほぼ同じ構成でした。殆どがドイツ語で講演をされており、詳細を把握はできませんでしたが、若手の発表よりシニアによる発表が中心で、若手は一生懸命勉強している感じを受けました。医学生は、女性が6割程度とのことでしたが、学会場は男性がかなり多い感じでした。今回のメインテーマは、Tumor evolution, Intratumoral heterogeneity, AIで、ダーウインの進化論から腫瘍の進化を考える講演など、ドイツらしいテーマ設定でした。
企業が、会の運営全体を任されていることはある程度理解していましたが、いわゆる学会事務局のようなものが全く存在していないことに、戸惑いました。今回の会長は、Kiel大学のProfessor C. Rockenでしたが、恐らく、プログラムの策定と会長招宴の挨拶が主なイベントだったと思われます。不安な一方気楽に会には参加できましたが、日本のおもてなし満載の学会とのギャップを再認識しました。会長招宴は、ベルリンの歴史を感じるレストランで行われましたが、そこでは、日独交流のことを含め、最初に紹介してもらい、また主な教授関係者と直接話をすることができて、取りあえず役目は果たせたかなとほっとはしました。細やかではないけど細かい気配りと議論にドイツらしさを感じた3日間でした。
会長招宴の行われたベルリン旧市街から町のはずれの再開発地の会場(+ホテル)に戻る途中のタクシーで、ベルリンの壁といわれて撮った写真が、ガイドブックにも載っている有名な場所と後で知りました。歴史も学べた、有意義な交流事業に参加させていただいたことに、改めて感謝いたします。

会長招宴カクテルタイムの様子