2015年4月アーカイブ

2015年4月14日

2015年 専門医更新講習会について


第104回日本病理学会総会(名古屋)で5月2日午後3時20分より開催の専門医更新講習会(医療安全、感染対策、医療倫理)は、2015年秋の更新予定者のみを対象に開催致します。
大変申し訳ございませんが、それ以外の方はご受講いただくことが出来ません。


対象者(学会現役専門医で2015年秋の更新予定者)には4月10日に、入場整理券(ハガキ形式)を発送いたしましたので受取りいただき、当日はこのハガキをお持ちの上、5月2日午前8時より開始の事前受付をお済ませ下さいますようお願いします。


なお、第105回日本病理学会総会(2016年5月12-14日・仙台)におきましても専門医更新講習会(医療安全、感染対策、医療倫理)の開催を計画しております。詳細が決定致しましたらHP等でご案内致します。


更新基準の詳細は会員専用ページに掲載していますので、ご確認をよろしくお願いいたします。

                                                 
 日本病理学会事務局

2015年4月 8日

追悼文 日本病理学会名誉会員 故田中健藏先生

tanakasensei-150408.jpg 日本病理学会名誉会員 田中健藏先生は、福岡歯科大学理事長として毎日の激務をこなしておられましたが、左大腿骨頭頸部骨折の手術待機中に、平成27年2月11日、突然の誤嚥に続く嚥下性肺炎のためご享年92歳で急逝されました。超人的な人生を歩んで来られた田中先生のご訃報は、ご遺族のみならずご指導頂いた門下生をはじめ多くの人達にとって、正に青天の霹靂とも言うべき驚きでした。ここに謹んで哀悼の意を表させて頂きます。
 先生は、大正11年11月7日に東京市日本橋区にお生まれになり、翌年に発生した関東大震災後にご家族とともに佐世保に移られ、旧制佐賀高等学校を経て、昭和21年に九州大学医学部をご卒業後、外科学教室第1講座に入局され、昭和23年に大学院特別研究生前期を終了されました。昭和28年に同大学医学部附属結核研修所(後の胸部疾患研究施設)助教授、昭和38年に故今井 環先生の後任として同大学病理学教室第1講座教授に就任されました。昭和35年から1年半、フルブライト留学生として米国ハーバード大学医学部に留学され、Ira Gore教授のもとで動脈硬化の研究を始められました。フィブリンの生物学的ならびに病理学的意義に着目され、動脈硬化症のみならず血栓・塞栓症、血管炎、癌の浸潤・転移機構等における凝固・線溶系の臨床病理学的意義に関する研究へと発展され多くの優れた業績を挙げられました。とりわけ動脈硬化の発生・進展における血栓説、播種性血管内凝固症候群の臨床病理学的研究、癌の転移・浸潤機構における組織因子と線溶アクチベーターの病理学的ならびに分子細胞学的研究が特筆されます。昭和52年4月に日本病理学会宿題報告(病理学会賞)「線溶現象の病理学的研究」として、それ迄の研究成果を報告され学会員に深い感銘を与えられました。これらのご業績は動的病理学の端緒として国内外で大変注目され、昭和56年のGordonカンファレンスをはじめ多くの国際シンポジウムや学会に招聘され講演されました。
 先生は、日本病理学会をはじめ多くの学会の理事を務められて多分野にわたる学術振興に大きく貢献され、また日本血栓止血学会、日本動脈硬化学会や日本老年病学会の会長、会頭も務められました。これらの研究を通して多くの優れた人材を育成、輩出され、現在、先生の薫陶を受けた数多くの門下生が我国の基礎、臨床医学のリーダーとして活躍しておられます。
 昭和56年11月には九州大学学長に就任され、大学の管理・運営や我国の教育改革に取り組まれ、我国の高等教育の改善に大きな足跡を残されました。九州大学をご退官後も九州交響楽団理事長、福岡歯科学園理事長等の多くの要職に就かれ、教育、福祉と文化の振興・発展に貢献されました。これらのご業績に対して、昭和53年に西日本文化賞、昭和62年に日本動脈硬化学会大島賞、平成18年には全国学士会「文化国際部門」アカデミア賞を受賞され、また平成8年に勲一等瑞宝章を顕彰されておられます。
 思いもよらないご急逝に接し、あれこれと募る思いが尽きませんが、ここに本学会会員の敬愛を集められた田中健藏先生のご遺徳とご功績を偲び、心より感謝の意を捧げますとともに謹んで先生のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌

九州大学大学院医学研究院
病理病態学分野(旧第1病理)
前教授 居石 克夫

2015年4月 3日

日本病理学会男女共同参画委員会、休職・離職病理医の実態ならびに復職支援体制についてのアンケート調査

男女共同参画委員会 委員長 羽場 礼次

1.本アンケートは、病理医の休職中・離職・復職の実態を把握し、問題点の抽出および対策を講じるための調査です。
2.文中の「休職」とは1か月以上の休職を指しています。産休・育休はアンケートの「休職」には含みません。
3.文中の「復職支援プログラム」とは、復職希望病理医に対して1日から1週間程度、病理部門の業務について見学、現状についての講義、実習などを提供し、病理診断・研究の現状をオリエンテーションすることです(有給・無給は問わない)。
4.アンケート回答・提出法は以下のいずれかでお願いします。回答者個人情報は、回答欄中に記載されたもの以外は使用いたしません。

終了致しました。ご協力ありがとうございました。

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