2014年7月アーカイブ
2014年7月16日
第62回(平成28年度)秋期特別学術集会会長ならびに第106回(平成29年度)学術集会会長の募集について(公募のお知らせ)
一般社団法人日本病理学会は、第62回(平成28年度)秋期特別学術集会会長ならびに第106回(平成29年度)学術集会会長を以下のとおり募集いたします。
学術評議員各位
ここに、第62回(平成28年度)秋期特別学術集会会長ならび第106回(平成29年度)学術集会会長を、下記の要領により募集いたします。
1.応募は自薦であること。
2.応募者は、第62回秋期特別学術集会会長の場合は平成28年11月1日に、また、第106回春期学術集会会長の場合は平成29年4月1日にそれぞれ満65歳以下の日本病理学会学術評議員であること。
3. 第62回(平成28年度)秋期特別学術集会会長の応募は、関東地区以外からの限定とすること
(なお開催地は、会長所属機関と異なる利便性の高い場所を選択することもできる)。
4. 応募者は、日本病理学会学術集会改革案(平成18年5月1日決定 会報221号平成18年6月掲載)の趣旨を踏まえて、所定の用紙に学術集会に対する考え方、学術集会の具体的な実行計画、日本病理学会及び関連学会において近年に行った主要な学術活動等を記載すること。
5. 応募の締切りは、平成26年9月30日(消印有効)までとすること。
なお、所定用紙の交付または本件についての質問がありましたら、本学会事務局までお問い合わせください。
学術評議員各位
平成26年7月
一般社団法人日本病理学会
理事長 深山 正久
日本病理学会秋期特別学術集会(秋期特別総会)の会長ならびに学術集会(春期総会)の会長は、定款施行細則の定めるところにより、いずれも理事会が選考し、総会において決定しています。一般社団法人日本病理学会
理事長 深山 正久
ここに、第62回(平成28年度)秋期特別学術集会会長ならび第106回(平成29年度)学術集会会長を、下記の要領により募集いたします。
記
1.応募は自薦であること。
2.応募者は、第62回秋期特別学術集会会長の場合は平成28年11月1日に、また、第106回春期学術集会会長の場合は平成29年4月1日にそれぞれ満65歳以下の日本病理学会学術評議員であること。
3. 第62回(平成28年度)秋期特別学術集会会長の応募は、関東地区以外からの限定とすること
(なお開催地は、会長所属機関と異なる利便性の高い場所を選択することもできる)。
4. 応募者は、日本病理学会学術集会改革案(平成18年5月1日決定 会報221号平成18年6月掲載)の趣旨を踏まえて、所定の用紙に学術集会に対する考え方、学術集会の具体的な実行計画、日本病理学会及び関連学会において近年に行った主要な学術活動等を記載すること。
5. 応募の締切りは、平成26年9月30日(消印有効)までとすること。
なお、所定用紙の交付または本件についての質問がありましたら、本学会事務局までお問い合わせください。
2014年7月11日
第98回ドイツ病理学会への本学会員招聘派遣報告
日本病理学会の日独交流事業の一環としてこの度、深山正久理事長、中沼安二功労会員、小田義直常任理事、柴田龍弘学術評議員の4名が第98回ドイツ病理学会に招聘された。学会は2014年6月12日から15日の期間、Berlin、Alexander Platzに隣接したBerlin Congress Center において開催された(写真1)。今回の学会会長であるMagdeburg大学Prof. Albert Roessner の企画によりプログラム編成がなされ、それを学会(ドイツ病理学会会長はHeidelberg大学Prof. Peter Schirmacher)が承認する、という日本の病理学会学術集会と同じ形式がとられている。開催地は学会会長の所属大学に関係なくここ数年Berlinに固定されているようであるが、来年はFrankfurtで開催予定とのことである。 今回のプログラムの重点テーマはProf. Roessnerが指定した"Inflammation and Carcinogenesis"と"Orthopedic Pathology Including Bone and Soft Tissue Tumors"の2点となっており、日独合同シンポジウムではこのテーマに沿った内容で日独双方のシンポジストにより発表が行われた。またドイツ病理学会一般会員のドイツ語でのプログラムでも同一テーマのシンポジウムが開催された。
日独合同シンポジウム(Joint Japanese German Symposium)の発表者と演題名は以下の通りである(プログラムより抜粋)。
6月13日
08.10-08.40
Peter Schirmacher(ドイツ病理学会理事長), Heidelberg, Germany: Inflammatory liver tumorigenesis
08.40-09.10
Masahashi Fukayama(深山理事長:写真2), Tokyo, Japan: Epstein-Barr-virus and gastric cancer
11.00-11.30
Yoshinao Oda(小田常任理事), Fukuoka, Japan: Activation of Akt-mTOR pathway and its therapeutic implication in spindle cell soft tissue sarcomas
11.30-12.00
Thomas Kirchner, Munich, Germany: Carcinogenesis and molecular subtyping of colorectal cancer
14.30-15.00
Yasuni Nakanuma(中沼功労会員), Kanazawa, Japan: Inflammation and cancer of the biliary tract
15.00-15.30
Christoph Röcken, Kiel, Germany: Stem cells in chronic gastritis and gastric cancer
15.30-16.00
Tatsuhiro Shibata(柴田学術評議員), Tokyo, Japan: Hepatocellular carcinoma and HBV/HCV infection
16.00-16.30
Frank Dombrowski, Greifswald, Germany: Diabetes mellitus and carcinogenesis
また、ドイツ病理学会とドイツIAP支部との合同の臓器病理診断講習会が同時に開催されており、以下のように小田常任理事が軟部腫瘍の病理診断コースを担当した。
6月14日
Diagnostic Courses in Cooperation with the German Division of the International Academy of Pathology
10.00-12.00 Yoshinao Oda, Fukuoka, Japan: Soft tissue tumors including entities currently under discussion
会場は日本の病理学会に比較してこじんまりとしており、参加者も比較的少ないと感じられた。Prof. Roessner(写真3)にドイツ病理学会の実情を尋ねたところ、ドイツ病理学会会員は約1000名、一方ドイツIAP支部の会員はその2倍近くいるとのことであった。ドイツでは病理で開業したり検査会社で診断したほうが大学で研究するより収入がはるかによいので、若手は研究に重きをおいた病理学会ではなく病理診断に重点を置いているIAPに数多く入会しているとのことであった。以前は兼業願いを出していれば大学教員も兼業で検査会社などの標本を診断することが可能であったが、数年前に大学教員の兼業が禁止され、大学教員は収入がかなり減ったというのもこの傾向に拍車をかけたそうである。
Keynote lectureは7演題であったが、6演題はドイツ以外の国の講演者であった。また、一般演題は、口演、ポスター口頭発表はほとんどドイツ語であったが、ポスターは英語を用いているものがほとんどで、さすがに国際的であった。オーストリアはもとより、スイス、ハンガリーなどでドイツ語を使用している病理医も、母国固有の病理学会に加えてドイツ病理学会に入会しており、学会内で活躍していた。日本病理学会もこれにならって学術集会の国際化を進め、アジア諸国との交流をより盛んにして行く必要があると思われた。
文責
深山正久 (東京大学人体病理学)
中沼安二 (静岡県立がんセンター病理診断科)
小田義直 (九州大学形態機能病理学)
柴田龍弘 (国立がん研究センター がんゲノミクス研究分野 分野長)

写真1: 会場となったBerlin Congress Center

写真2:講演する深山理事長

写真3:晩餐会でのRoessner会長、小田常任理事、深山理事長
日独合同シンポジウム(Joint Japanese German Symposium)の発表者と演題名は以下の通りである(プログラムより抜粋)。
6月13日
08.10-08.40
Peter Schirmacher(ドイツ病理学会理事長), Heidelberg, Germany: Inflammatory liver tumorigenesis
08.40-09.10
Masahashi Fukayama(深山理事長:写真2), Tokyo, Japan: Epstein-Barr-virus and gastric cancer
11.00-11.30
Yoshinao Oda(小田常任理事), Fukuoka, Japan: Activation of Akt-mTOR pathway and its therapeutic implication in spindle cell soft tissue sarcomas
11.30-12.00
Thomas Kirchner, Munich, Germany: Carcinogenesis and molecular subtyping of colorectal cancer
14.30-15.00
Yasuni Nakanuma(中沼功労会員), Kanazawa, Japan: Inflammation and cancer of the biliary tract
15.00-15.30
Christoph Röcken, Kiel, Germany: Stem cells in chronic gastritis and gastric cancer
15.30-16.00
Tatsuhiro Shibata(柴田学術評議員), Tokyo, Japan: Hepatocellular carcinoma and HBV/HCV infection
16.00-16.30
Frank Dombrowski, Greifswald, Germany: Diabetes mellitus and carcinogenesis
また、ドイツ病理学会とドイツIAP支部との合同の臓器病理診断講習会が同時に開催されており、以下のように小田常任理事が軟部腫瘍の病理診断コースを担当した。
6月14日
Diagnostic Courses in Cooperation with the German Division of the International Academy of Pathology
10.00-12.00 Yoshinao Oda, Fukuoka, Japan: Soft tissue tumors including entities currently under discussion
会場は日本の病理学会に比較してこじんまりとしており、参加者も比較的少ないと感じられた。Prof. Roessner(写真3)にドイツ病理学会の実情を尋ねたところ、ドイツ病理学会会員は約1000名、一方ドイツIAP支部の会員はその2倍近くいるとのことであった。ドイツでは病理で開業したり検査会社で診断したほうが大学で研究するより収入がはるかによいので、若手は研究に重きをおいた病理学会ではなく病理診断に重点を置いているIAPに数多く入会しているとのことであった。以前は兼業願いを出していれば大学教員も兼業で検査会社などの標本を診断することが可能であったが、数年前に大学教員の兼業が禁止され、大学教員は収入がかなり減ったというのもこの傾向に拍車をかけたそうである。
Keynote lectureは7演題であったが、6演題はドイツ以外の国の講演者であった。また、一般演題は、口演、ポスター口頭発表はほとんどドイツ語であったが、ポスターは英語を用いているものがほとんどで、さすがに国際的であった。オーストリアはもとより、スイス、ハンガリーなどでドイツ語を使用している病理医も、母国固有の病理学会に加えてドイツ病理学会に入会しており、学会内で活躍していた。日本病理学会もこれにならって学術集会の国際化を進め、アジア諸国との交流をより盛んにして行く必要があると思われた。
文責
深山正久 (東京大学人体病理学)
中沼安二 (静岡県立がんセンター病理診断科)
小田義直 (九州大学形態機能病理学)
柴田龍弘 (国立がん研究センター がんゲノミクス研究分野 分野長)

写真1: 会場となったBerlin Congress Center

写真2:講演する深山理事長

写真3:晩餐会でのRoessner会長、小田常任理事、深山理事長
2014年7月 1日
第105回(平成28年度)日本病理学会総会における宿題報告担当候補者の推薦について
第105回(平成28年度)日本病理学会総会における宿題報告担当候補者の推薦について
宿題報告担当者については自薦に加えて学術評議員からの推薦を受けております。下記の要領で、宿題報告担当候補者の推薦をお願いいたします。学術評議員から推薦された候補者については、学術委員長名で推薦されている旨をご本人にお伝えし、応募されることをお勧めいたします。推薦方法:日本病理学会ホームページよりダウンロードした所定の書式に、被推薦者名、演題名(仮題)、簡単な推薦理由、推薦者名、などを記載のこと。
提出先:〒113-0034 東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル7階
一般社団法人日本病理学会事務局
推薦締め切り:平成26年7月31日(消印有効)
本件につきましてご質問がありましたら、日本病理学会事務局または学術委員長までお問い合せください。
日本病理学会事務局:TEL 03-6206-9070 FAX 03-6206-9077 jsp-admin@umin.ac.jp
学術委員長(安井 弥):TEL 082-257-5145 FAX 082-257-5149 wyasui@hiroshima-u.ac.jp
<書式のDOWNROAD>
>>WORDはこちら >>PDFはこちら
第105回(平成28年度)総会における宿題報告の募集について(公募)
第105回(平成28年度)日本病理学会における宿題報告を下記の要領により、募集いたします。1.応募資格:日本病理学会学術評議員
2.募集人員:3名
3.提出書類:
・日本病理学会ホームページよりダウンロードした所定の書式に、応募者名、演題名、選考用抄録(1,000字以内)などを記載のこと。ダウンロードできない場合は、日本病理学会事務局まで請求のこと。
・講演内容に直接関係のある自著論文50編以内の一覧
・代表的な自著論文10編以内の別刷
4.提出先:〒113-0034 東京都文京区湯島1-2-5 聖堂前ビル7階
一般社団法人日本病理学会事務局 「宿題報告応募抄録」と明記し、書留郵便でお送りください。
5.締め切り:平成26年8月31日(消印有効)
なお、第105回日本病理学会における宿題報告担当者は、平成26年秋の学術委員会において厳正・公明に選考し、同年11月の理事会審議にて決定いたします。本件につきましてご質問がありましたら、日本病理学会事務局または学術委員長までお問い合せください。
日本病理学会事務局:TEL 03-6206-9070 FAX 03-6206-9077 jsp-admin@umin.ac.jp
学術委員長(安井 弥):TEL 082-257-5145 FAX 082-257-5149 wyasui@hiroshima-u.ac.jp
<書式のDOWNROAD>
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