2011年9月アーカイブ

2011年9月27日

剖検輯報入力システムのバックアップ方法について

V3あるいはV3.5のバックアップの方法
1)もし入力システムが立ち上がっていたら、終了させてください。
2)もし以前から使用してきた入力システムが立ち上がっていたら、入力システムのフォルダの場所を確認します。
3)そのフォルダの名称が「剖検輯報v35の初めてのインストール」のようになっていたら、貴施設名が入ったユニークな名称に変更してください。
 例)東西病院検査室剖検輯報
4)これでバックアップができましたので、ダウンロードを行ってください。
5)剖検輯報入力システムは、同じコンピュータにいくつでもインストールできますが、実務上、どのフォルダのシステムにデータを入れているのか、よく覚えておいてください。

以前使っていた入力システムからのデータの移行
1)旧となる入力システムを立ち上げ、メニュウの「診断主画面」をクリックし、これまでのデータを確認後、メニュウに戻る。
2)今度は、メニュウ上部の統合I/Oタブクリック。上段の「統合用データ書出」をクリックし、新しい入力システムに移したいデータを全て反転選択し、OKクリック。
3)データ確認を求められるので、、OKクリック
4)統合用ファイルに名付けを要求されるので、覚えやすい名称をいれ、OKクリック。
 例)OurAutopsyData-2011
5)「 印刷するか?」のフォームでは、キャンセルクリック。
6)「システム統合用フォルダを作った」の報告フォームがでたら、OKクリックし、メニュウに戻る。
7)旧の入力システムを終了させる。
8)旧の入力システムのフォルダ中に、「システム統合用フォルダ」を確認。その中、4)でつけた名称のファイルの存在を確認。
9)次に、新となる入力システムを立ち上げ、施設名をきちんと登録。
 ※旧と新の間で、同じ施設番号を使用しないとうまく移行できません。
10)統合I/Oタブクリック。上段の「統合用データ読込」をクリックし、画面指示に従って、読込ファイルとして、8)で確認したファイルを指定。
11)画面指示に従ってOKクリックで、データ移行が完了します。
12)確認は、「診断主画面」をクリックし、データ一覧から行ってください。

剖検輯報入力システムのダウンロードについて

会員各位

剖検輯報入力システム V3.5は、ビスタやwindows7でも動作いたします。
今回、ウインドウズ用とマッキントッシュ用の「初めてのインストール」用のフォルダをダウンロードできるようにいたしました。
これまで用紙提出あるいはバージョン2をお使いだった施設では、このアプリケーションの使用をお願いいたします。
ダウンロードしたフォルダを任意のフォルダに置いてお使いください。
詳細は、2011年8月末に配布いたしました剖検輯報提出要項(背景が水色の印刷物)をご参照ください。

>> Windows用ダウンロード(19.2M)

>> Mac用ダウンロード(不具合が発生したため一時休止いたします。)

厳重注意!!
既にV3あるいはV3.5をお使いの施設では、ダウンロードしたフォルダを上書きで貼り付けると、これまで入力してきたデータが全て消えます。
このようなことは決して行わないでください。
これを回避するには、まず、これまでのデータファイルをバックアップ必要があります。


>> バックアップ方法はこちら

2011年9月22日

渡辺陽之輔先生のご逝去を悼む

慶應義塾大学医学部病理学教室
教授 岡田 保典

 日本病理学会名誉会員、慶應義塾大学名誉教授、渡辺陽之輔先生は平成23年5月1日、呼吸不全のためご逝去されました。享年86歳でした。  渡辺陽之輔先生は、大正13年12月5日に東京都千代田区神田でお生まれになりました。昭和22年に慶應義塾大学医学部を卒業後、臨床実地修練の後に、昭和24年には病理学教室助手、次いで講師に昇任され、昭和35年に米国ロスアンジェルス・カリフォルニア大学医学部病理学教室に1年間ご留学され、帰国後助教授に昇任されております。昭和51年には、慶應義塾大学医学部病理学教授に就任され、平成2年に定年退職されるまで、実に41年間にわたり病理学教室に在籍されるともに、15年間にわたって病理学教室を主宰され、研究、教育、病理診断業務に尽力されました。また、定年退職後には、慶應義塾大学名誉教授として後輩の指導とともに、中国・瀋陽市の中国医科大学において中国医学研究センター主席顧問として5年間あまりにわたって教鞭を取られ、この間に多くの優れた中国人の医学研究者を育成されました。  
 先生のご専門は血液病理学であり、特に血液細胞や白血病細胞の電子顕微鏡的研究では、この分野の創始者・権威者であり、三輪史郎東大名誉教授との共著「血液細胞アトラス」の名著を含む多くの優れた研究業績を残されました。昭和49年には日本電子顕微鏡学会会長をされ、我が国における血液学研究、病理学研究そして電子顕微鏡学的研究の発展に大きく貢献されるとともに、多数の優れた門下生を育てておられます。  
 日本病理学会においては、昭和58年から平成元年までの6年間にわたり理事、会計幹事を務められ、昭和54年には、「ヒト好中球および白血病細胞の微細構造」の演題名で日本病理学会宿題報告(現日本病理学賞講演)をされております。また、昭和62年には日本病理学会会長として第76回日本病理学会総会を主催されました。先生の活動は病理学会のみならず、日本血液学会、日本電子顕微鏡学会(現日本顕微鏡学会)など、多数の学会の理事、幹事、評議員として活躍してこられました。さらには、医道審議会委員、学術審議会専門委員、日本学術会議研究連絡会委員など、多くの学外の公的役職を歴任されました。  
 先生は病理学の教育、研究、病理診断を通して慶應義塾大学医学部の発展に寄与されるとともに、日本病理学会の重鎮として卓越した多数の業績を挙げられ、国内外の病理学の研究発展に多大の貢献をされました。ここに渡辺陽之輔先生のご高徳に思いを深くするとともに、謹んで哀悼の意を表し、先生のご冥福を心からお祈りいたします。

2011年9月13日

平成24年度/25年度役員選挙の結果について

平成23年9月13日
社団法人日本病理学会
理事長 青笹克之
選挙管理委員長 松原 修

 平成23年9月13日、選挙管理委員会を開催し、次期(平成24/25年度)役員(全国区選出理事および監事)選挙の開票を行った結果、以下のとおりとなりましたのでお知らせいたします。
 なお、選挙結果の詳細(総括)は後日理事長選挙終了後に報告いたします。


選出区分2全国区選出理事 定員11名(記載は得票順) 
    1 黒田  誠   464票   当選
    2 深山 正久   410票   当選
    3 小田 義直   371票   当選
    4 髙橋 雅英   326票   当選
    5 上田真喜子   321票   当選
    6 安井  弥   306票   当選
    7 根本 則道   305票   当選
    8 笹野 公伸   274票   当選
    9 白石 泰三   271票   当選
    10 岡田 保典   257票   当選
    11 落合 淳志   241票   当選
________________________
    12 福本  学   232票   次点
    13 樋野 興夫   208票   
    14 仲野  徹   190票      


選出区分4監事 定員2名(記載は得票順)
    1 中沼 安二   503票   当選
    2 井藤 久雄   431票   当選
________________________
    3 八尾 隆史   368票   次点
    4 金井 弥栄   337票   


学術評議員数:1,520名(8/5現在)
投書数(投票率)933通(61.4%) 有効投書数930通 無効投書数3通(期限切れ)

選出区分2全国区選出理事     
投票数 4650票:930通×5票 (有効票:4176票 白票:457票 無効票:17票)

選出区分4監事     
投票数 1860票:930通×2票 (有効票:1639票 白票:213票 無効票:8票)

2011年9月11日

一般社団法人設立申請のための新定款案(8月25日版:第7版)に対する御質問、御意見の公募

(社)日本病理学会
ワーキンググループ 寺田 信行
理事長 青笹 克之

平成20年12月1日に新社団法人・財団法人制度が施行されました。この制度の施行後は、従来の公益社団法人は、特例民法法人として存続することが可能で すが、平成25年11月末迄に、新制度での一般社団法人又は公益社団法人のどちらかに移行しなければなりません。第100回日本病理学会総会時に開催され ました正会員総会において、日本病理学会は、『一般社団法人を選択する。しかし、今後公益社団法人を選択した他学会の状況、一般社団法人を選択した他学会 の動向を十分調査した上で、公益社団法人化への移行の可能性も考える』との方針をとり、一般社団法人申請の準備を行うことが、報告されました。このため、 一般社団法人申請ワーキンググループを立ち上げ、新一般社団法人の平成25年4月1日での発足に向けて、準備を行っています。その第一段階として、この ワーキンググループでは、行政書士の先生に、現在の定款を修正した『新一般社団法人定款案(第1版)』を作成していただき、それを基に行政書士の先生とと もに、新定款案の検討を行ってきました。この間、資産、会計の項目を公認会計士の先生に御校閲していただき、更に、監督官庁である内閣府にも赴き、定款案 に対する御指導も受けました。又、定款案に関する理事の先生の御質問、御意見をお聞きしました。これらの過程において、何度も定款案の改訂を行い、最新の 定款案である新一般社団法人定款案(8月25日版:第7版)が出来上がりました。この定款案(8月25日版)に対する会員の皆様の御意見を十分にお聞き し、最終定款案を作成したいと考えております。このため、この定款案(8月25日版)を会員の皆様に配布しますので、御検討ください。御質問、御意見がご ざいましたら、でお送りください。よろしくお願い申し上げます。

>>新定款案はこちら(PDF)

 なお10月9日迄に事務局迄メール(日本病理学会 jsp-admin@umin.ac.jp )、又はFAX (03-5684-6936)、定款案では、左に現在の定款、右に新定款案を対比して記載しております(対比のため項目の番号は変えていません)。以下に、新定款案作成における基本方針と重要と思われる変更、追加を記載しましたので、御参照ください。


『新定款作成における基本方針』
 現在の日本病理学会の定款で規定されている基本的な運営体制は変更しない。但し、現在の定款で不備な点、又は新社団法人法に適合しない部分のみを修正す る。従って、正会員が社員となり(新定款案第6条2項)、理事会を置く(新定款案第16条1項)こと及び学術評議員による理事長、役員の候補の選出、理事 長、役員の総会(正会員総会)での選任は、現在と同じである(新定款案第15条、1、2、4、5項)。


『重要と思われる変更及び追加』
1)理事長に事故があった時は、現在では副理事長が職務を代理し、又はその職務を行う(第16条2項)。しかし、新社団法人法では、理事長は法人代表者で あり(新定款案第14条2項)、理事長以外の理事は、理事長の職務を代行できても、法人代表者にはなれない。従って、法人代表者の不在の期間をできるだけ 短くするために、理事長に事故があった時には、後任の理事長を理事会において理事の中から選定し、その後、最も早く開催する総会において、あらためて理事 の中から理事長を選定することとした(新定款案第15条3項)。

2)常任理事の役割を明確にするため、常任理事を業務執行理事とした(新定款案第16条4、5項)。従って、常任理事以外の理事は、理事会での議決を行う 権利を持つが、議決事項の執行は理事長と常任理事が行う。この点は常任理事、理事長が業務を執行する現行体制と同様である。

3)総会での定款の変更、解散、残余財産の処分(第45条、46条、47条)理事、監事の解任(第19条)は、現在では、総会、理事会で3/4以上の議決 が必要であるが、定款の変更、解散、残余財産の処分、監事の解任は、総会での2/3以上(新定款案第32条5項)、理事の解任は総会で1/2以上の議決 (新定款案第19条1項)で可能である(新社団法人法による)ので、変更した。

4)理事長の解任に関する記載は、現在の定款にはない。理事長は総会での1/2の議決で解任できる[新定款案第31条(6)]とした。

5)総会での定足数は、現在では委任状を含めて1/2以上である(第32条1項)。新社団法人法では、総会での議決は、委任状及び書面議決の方法があるの で両者を併記した(新定款案第32条2、3項)。但し、『委任状』か『委任状及び書面議決』のどちらかにするかは、理事会で決議する[新定款案第29条6 項(3)、(4)]。

病理専門医および口腔病理専門医資格の更新について

病理専門医資格の更新について
 日本病理学会病理専門医資格更新の本年度該当者には、学会事務局より必要書類が送付されます。本年度該 当者は、第4回(1982年)認定登録者ならびに第4回(1986年)、第9回(1991年)、第14回(1996年)、第19回(2001年)、第24 回(2006年)試験合格者になります。該当であるにもかかわらず、10月初旬まで必要書類が送付されない場合は、事務局までご連絡ください。
 また、上記以外の更新の手続きが遅れていた方で、本年度に更新申請を希望される方
は、事務局までご連絡下さい。必要書類を送付いたします。
 資格更新希望者は、平成23年10月31日までに所定の手続をおとりください。

口腔病理専門医資格の更新について
 日本病理学会口腔病理専門医資格更新の本年度該当者には、学会事務局より必要書類
が送付されます。本年度該当者は、第4回(1992年)認定登録者ならびに第4回(1996
年)、第9回(2001年)、第14回(2006年)試験合格者になります。該当であるにもか
かわらず、10月初旬まで必要書類が送付されない場合は、事務局までご連絡ください。
 また、上記以外の更新の手続きが遅れていた方で、本年度に更新申請を希望される方
は、事務局までご連絡下さい。必要書類を送付いたします。
 資格更新希望者は、平成23年10月31日までに所定の手続をおとりください。

日本病理学会認定施設の認定申請および登録施設の確認申請について

日本病理学会認定施設の認定申請(新規)について

第34回(平成23年)の認定審査のための申請を下記の通り受付けますので、ご通知申し上げます(剖検例が剖検輯報に登載されていることが必須です)。

1.申請受付期間
平成23年10月1日~平成23年10月31日

2.申請に必要な書類 ※書類は9月末頃送付予定
1)日本病理学会認定施設認定申請書 1通(郵送のみ)
2)認定施設認定申請書資料 1通(MS-Word版 PDF版) (付.記入要領 PDF版) 1通

3.申請に必要な書類の請求・送付先
〒 113-0033
東京都文京区本郷2-40-9ニュー赤門ビル 4F
社団法人日本病理学会事務局
TEL 03-5684-6886 FAX 03-5684-6936
E-mail:jsp-admin@umin.ac.jp

日本病理学会登録施設確認申請(新規)について

第34回(平成23年)の登録施設確認を行なうにあたり、下記により確認申請を受付けますのでご通知申し上げます(剖検例が剖検輯報に登載されていることが必須です)。

1.申請受付期間

平成23年10月1日~平成23年10月31日

2.申請に必要な書類
1)日本病理学会登録施設確認申請書 1通(郵送のみ)
2)日本病理学会登録施設被登録承諾書 1通(郵送のみ)
3)登録施設確認申請書資料 1通(MS-Word版 PDF版) (付.記入要領 PDF版)1通

<注意>
1)は既に研修施設として認定されている大学の病理学講座・病理部等より申請して下さい。
2)はこれから登録を受けようとする病院より提出して下さい。
3)はこれから登録を受けようとする病院の専任又は非専任の病理医が記入することが望まれます。

3.申請に必要な書類の請求・送付先
〒 113-0033
東京都文京区本郷2-40-9ニュー赤門ビル 4F
社団法人日本病理学会事務局
TEL 03-5684-6886 FAX 03-5684-6936
E-mail:jsp-admin@umin.ac.jp

Pathology International 編集長(editor)の募集について

平成23年8月
社団法人 日本病理学会
理事長 青笹 克之

 Pathology International現編集長の任期満了にともない、平成24年以降の編集長を下記の要領により募集いたします。応募、または推薦の書面を病理学会事務局までお送り下さい。

<応募要領>

1.応募は自薦、他薦を問わないこと。

2.応募者は、学術評議員である日本病理学会会員であること。

3.応募者が自薦の場合は、氏名、所属機関、応募の要旨を、また他薦の場合は、推薦する候補者名を記載した書面(書式は自由)を提出すること。

4.任期は、平成24年4月1日より4年とすること。再任可であるが2期目以降は任期2年とすること。

5.締め切りは、平成23年9月30日(消印有効)とすること。

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