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日本病理学会コンサルテーションガイドライン

(平成26年4月1日より適用)

■コンサルテーションの受付について
年度初め、総会の前後は、コンサルテーションシステムの受付にお時間をいただきます。ご利用の皆様にはご迷惑をお掛けしております。上記期間にご利用いただく際には、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
コンサルテーション受領のメールにつきましては、内容に不備等ないか確認の上、ご返信を差し上げております。その為、ご依頼を頂きましてからご連絡までにお時間を頂いております。10日以上経ってもご連絡がない場合には、事務局までお問い合わせ下さい。
なお、総会期間中は、コンサルテーションの受付を中止させていただきます。(日本病理学会 事務局)


■コンサルテーションのお申込み方法
現在、メールでの申し込みのみとさせて頂いております。
下記ガイドラインをご確認の上、
事務局宛jsp-admin@umin.ac.jpにお申込み下さい。


令和元年度 日本病理学会コンサルテーションシステムにおきまして、 ご尽力を賜りましたコンサルタントの先生方に心より感謝申し上げます。
(令和2年9月1日更新)

1. 目的と基本方針

病理診断に関して病理医相互の協力によって、診断の精度を高めるとともに、診療に役立つより多くの情報を引き出し、医療に貢献すること。病理診断の最終責任は依頼者にあることを確認したうえで、日本病理学会が適切なコンサルタントの紹介、依頼者に有益なコンサルテーション意見を与えること。

2. 依頼者の資格

依頼者は原則として日本病理学会員とします。会員以外の臨床医からの依頼も受け入れますが、その際には、担当病理医の了解を得たうえで、担当病理医の氏名・所属・連絡先・メールアドレスを事務局にご連絡下さい。担当病理医あてにも報告書を送付します。

3. 依頼の仕方

コンサルテーションの迅速化と事務経費節減を目的として、電子メールを用いた方法のみといたします。

【依頼者がすること】

(1) 所定用紙(依頼用紙・報告用紙)のダウンロード、記載、病理学会事務局への送付

①日本病理学会コンサルテーション所定用紙のワードファイルを学会HPよりダウンロードして、依頼用紙に領域番号、病歴(臨床経過、治療・処置)、肉眼所見、特染、依頼者の病理診断、症例の問題点などを記載して下さい。領域番号(下記参照)はコンサルタントを選ぶために使用します。必ず記入して下さい。

>>所定用紙ダウンロード(MS-word形式)
>>27脳腫瘍 / 29・30骨軟部腫瘍 用 所定用紙ダウンロード(MS-word形式)

*2020年9月より27脳腫瘍、29・30骨軟部腫瘍の領域における特殊補助診断のための新システムが稼働いたしました。コンサルタントが施行した検査に応じて、実費が依頼者負担となります。該当する領域のコンサルテーション希望の場合は、本項目(4)を必ずご一読・了承の上、上記の専用所定用紙を使用してお申し込み下さい。
>>コンサルテーションフロー(PDF)


②コンサルタントとして希望される方があれば、コンサルタント名簿より選んで、依頼書ではなく事務局宛メールに記載してください。名簿に含まれていない病理医へのコンサルテーション斡旋はいたしません。
③コンサルタントが使用する報告用紙(書類の2枚目)の上部にも依頼者記入欄があります。もれなく記載して下さい。
④患者の特定につながる情報(受診医療機関名、氏名、イニシャルなど)は記載しないで下さい。病理診断に重要と考えられる情報(顔面などの肉眼所見写真、生検日、手術日など)を用紙に記載する場合でも患者の特定につながらないようにご配慮下さい。
⑤これらの2つの用紙を、病理学会事務局のメールアドレスに添付ファイルで送って下さい。事務局では、依頼書の内容からコンサルタントを決め、コンサルタント候補者へ用紙を転送し、同時に依頼者にはコンサルタント氏名、住所、コンサルテーション番号をお知らせします。

(2) ガラス標本と資料をコンサルタントへ送付

①事務局で決定したコンサルタントへ、HE染色標本1セットと、依頼する検査の内容に応じた未染標本((4)をご確認下さい)、事務局より返信されたコンサルテーション番号入りの所定用紙をプリントしたもの、マクロ写真や切出し図のプリントなどを郵便または宅配便で送ってください。免疫染色や特染なども必要に応じて同封してください。依頼者が会員以外の臨床医の場合には診断病理医の許可を得た上で、その病理診断報告書のコピーを併せて送って下さい。標本はコンサルタントの手元に保管され返却されません。
②ガラス標本が破損しないよう、十分注意してください。また封筒の破損、標本とケースあるいは標本同士の粘着が起こらないようご注意下さい。
③プレパラートには、施設の標本番号以外の検体帰属情報は記載しないでください。病理診断書のコピーを添付する場合は当該部分を十分マスクして下さい。
④コンサルタントが回答を辞退した場合には、事務局の方で別のコンサルタントに回します。

(3) 手数料

あらかじめ2,000円を下記の郵便振替口座に払い込み(払い込み票通信欄に「コンサルテーション手数料」と明記のこと)、その払い込み日を、所定用紙を送るメールで事務局に知らせてください。請求書や領収書発行の希望がおありの場合は事務局にご相談下さい。
郵便振替口座:(加入者名)社団法人日本病理学会 (口座番号)00130-4-32817
銀行口座:ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)店 0032817 社団法人日本病理学会

(4) コンサルタントへの標本作製等による実費支払い(骨軟部腫瘍、脳腫瘍)

 これまで骨軟部腫瘍と脳腫瘍の領域は免疫染色や遺伝子検査などはコンサルタントの厚意により無償で行われてきましたが、今後はコンサルタントへ施行した検査に応じた実費を支払って頂くこととなりましたのでご了承下さい。
 以下の点にご留意下さい。

①HE標本のみによる診断は手数料以外に料金は発生しません。また自施設で施行した既製の免疫染色標本による診断も料金は発生しません。従来の方法で依頼ができます。
②依頼者が、診断に必要な免疫染色やFISH、RT-PCRなどの分子遺伝的解析(特殊診断)を希望した場合は、原則として実費をコンサルタントに支払っていただくことになります。どこまで検査を希望するのか依頼用紙にチェックして下さい。また、希望する特殊補助診断に対応できる指定コンサルタントを選択して下さい(指定コンサルタントおよび解析内容一覧)。希望する解析に応じ、免疫染色では10枚程度、遺伝子解析がプラスされる場合はさらに5枚程度を目安に未染色プレパラートを添付して下さい。(コンサルタントに解析の追加を進められた場合、上記に加えて標本の送付が必要になる場合があります。)
③依頼者がHE標本と既製の免疫染色標本による診断を希望後、コンサルタントがさらに特殊補助診断が必要と考え、依頼者もそれを希望する場合、一旦コンサルテーションは終了となります。改めて手数料をお支払いの上、新しく依頼書及びコンサルタントの報告書を事務局へ提出して下さい。依頼者が特殊補助診断を希望しない場合は、利用可能な情報および標本のみで可能な範囲での報告を行うこととなります。
④コンサルタントは、免疫染色や遺伝子検査を施行する前に、必ず依頼者に施行の有無やどのような内容を追加するのかをメールなどで連絡し、許可を経てから施行します。許可が得られなかったものについては施行いたしません。解析料の支払方法は病理学会事務局を介さずコンサルタントから依頼主へ直接指示されますので、指示に従いお支払い下さい。
依頼者が施行を拒否した場合、利用可能な情報および標本のみで可能な範囲での判定を行うこととなります。
④依頼者は施行を拒否した場合には充分な内容の診断がつけられない場合もある旨ご了承下さい。
⑤料金は以下のようになります。具体的な支払方法を前もって確認したい場合はコンサルタント決定後、コンサルタントに直接お問い合わせ下さい。実費は前述の通り手数料とは別に、病理学会事務局ではなく直接コンサルタントにお支払い頂くことになります。支払方法については、コンサルタントの指示に従いお支払い下さい(料金表参照)。
・免疫染色: 1抗体につき4,400円、4種類以上 22,000円
・遺伝子検査: 遺伝子の点突然変異のシークエンス、遺伝子転座のFISH、融合遺伝子のRT-PCRなど1項目につき 23,100円、3種類以上55,000円
*表示料金はすべて税込みの料金となります。

(5) コンサルタントからの報告

コンサルタントのコメントは、依頼者の元にメールで送られます。原則として印刷物は送りませんが、郵送が必要な場合には切手を貼った返信用封筒をご用意下さい。
依頼方法や個人情報の取り扱い等について不明の点があれば、事務局へ問い合わせて下さい。


領域番号
01 感染症
02 心・血管
03 口腔
04 頭頚部(唾液腺・鼻腔・耳を含む)
05 眼
06 縦隔
07 肺・胸膜の炎症性疾患
08 肺・胸膜の腫瘍性疾患
09 食道
10 胃
11 腸
12 肝
13 胆道・膵
14 腎・尿路
15 腎炎
16 前立腺
17 精巣・精嚢・陰茎・陰嚢
18 外陰・膣・子宮・卵管
19 卵巣・腹膜
20 胎盤
21 リンパ節・脾・悪性リンパ腫疑い
22 骨髄
23 下垂体
24 甲状腺・副甲状腺
25 副腎
26 乳腺
27 脳・脊髄腫瘍
28 神経変性疾患・筋肉
29 骨・関節
30 軟部
31 皮膚
32 小児
33 血管炎・膠原病
34 中皮腫
35 その他(        )


4.依頼者が了解しておくこと

診断の最終責任は依頼者にあることに留意して下さい。依頼者が病理学会会員以外の臨床医の場合には、病理診断をした依頼施設の病理医に最終責任があると判断されます。依頼施設の病理診断とコンサルタントの診断とが異なる場合には、依頼施設の病理医とよく相談して下さい。
コンサルタントには無報酬でお願いしてありますので、コンサルタントにとって過度の負担とならぬよう的確な依頼書の作成と標本の送付をお心がけ下さい。また、特染の無理な依頼、過度の枚数の標本の送付、所見の記載不備などが生じないようご配慮下さい。回答が遅れている時やその他の問い合わせは病理学会事務局までお願いします。
お送りいただいた症例が貴重な症例で研究に用いる場合がありますが、そのために再度依頼者に相談することがあります。
特殊染色とFISHのガラス標本は返却いたしません。

5. コンサルタントにお願いする事項

①事務局からコンサルテーションの依頼を受けた際、ご自分の専門領域でない症例、お得意の分野でない症例の場合、あるいは時間的余裕のない場合には、お断りいただいて結構です。メールで速やかに事務局にお返事ください。その際適当なコンサルタントをご紹介いただけると幸いです。また長期出張等でコンサルトを引き受けられない期間はあらかじめ病理学会事務局にご連絡下さい。
②依頼者からプレパラートと印刷された書類などが送られてきます。受け取られたら、まず内容を確認し、資料の不備、プレパラートの破損状況などを調べ、到着確認のメールを依頼者と事務局の両方に送って下さい。回答を報告用紙に記載したらこれを、速やか(2週間以内)に依頼者と事務局の両方に添付ファイルで送って下さい。依頼者にはPDFファイルでもかまいませんが事務局にはワードファイルでお送り下さい。依頼者が郵送による回答を希望し、切手を貼った返信用封筒が添付されている場合には、郵送して下さい。依頼者が会員以外の臨床医であって、コンサルタントの診断が、依頼施設の病理医の診断と異なる場合には、できるだけ当該病理医ともディスカッションするようにして下さい。なお、依頼者から送られてきた資料は返却不要です。
③事務局にメールで報告用紙が届いた時点がコンサルテーション終了の日時として正式に記録されます。
④報告するにあたって、データの不明点などはご自由に依頼者にお尋ね下さい。
⑤「27 脳腫瘍」及び「29・30 骨軟部腫瘍」の領域において、依頼者がHE標本と既製の免疫染色標本による診断を希望した場合で、コンサルタントが特殊補助診断が必要と考え、依頼者もそれを希望する場合、一旦コンサルテーションは終了となりますので、報告書の作成をお願いします。また、その報告書は特殊補助診断を行うコンサルタントに情報提供されますのでご了承ください。
⑥各種研究活動、教育的症例の病理学会会員への供覧の企画などにご協力下さい。

6. 当該症例のプライオリテイについて

コンサルテーション症例の学会や論文での発表に関しては、その出所である依頼者に優先権があると考えられます。コンサルタントが依頼症例を研究資料として使用する際には依頼者と患者の同意が必要です。その際には、依頼者はご協力をお願いいたします。また、依頼者が症例報告をする場合でもあらかじめコンサルタントとよく話し合って下さい。

7.コンサルテーションを行うにあたって依頼者の病理診断情報を日本病理学会が所管する情報として研究に使用する可能性がありますのでご了承下さい。


8. コンサルタント名簿(令和2年度) 

相島慎一味岡洋一新井冨生池田栄二石川雄一石田剛石津明洋泉美貴伊藤雅文
井上健井下尚子井野元智恵今北正美今村好章入江太朗岩田純岩淵英人岩渕三哉
植田初江牛久哲男宇月美和澁谷誠浦野誠大江知里大島孝一大林千穂岡輝明
長村義之尾島英知小田義直小幡博人海崎泰治覚道健一鹿毛政義亀山香織茅野秀一
川本雅司菅野祐幸清川貴子清島保草深公秀九嶋亮治黒住昌史古賀佳織後藤啓介
小西英一小森隆司近藤哲夫桜井孝規佐々木惇佐々木恵子笹島ゆう子笹野公伸佐藤勇一郎
澤井高志柴原純二渋谷和俊清水章城謙輔菅井有鈴木博義鈴木正章砂川恵伸
関邦彦園部宏高橋啓鷹橋浩幸竹内真竹下盛重武島幸男田中伸哉田中祐吉
谷岡書彦田丸淳一蔦幸治津田均土屋眞一都築豊徳堤寛手島伸一土居正知
豊澤悟長尾俊孝長坂徹郎中嶋安彬長嶋洋治名方保夫中谷行雄中沼安二中峯寛和
中村栄男中村直哉二階堂孝仁木利郎西田陽登比島恒和二村聡野口雅之野島孝之
羽尾裕之長谷川匡長谷川秀樹長谷川博雅林博之久岡正典平戸純子蛭田啓之廣川満良
廣島健三廣瀬隆則福永真治藤本正数堀井理絵本間慶一増田しのぶ松岡健太郎松野吉宏
松本俊治三上修治三上芳喜湊宏南口早智子宮内睦美村田晋一元井亨森谷鈴子
森谷卓也八尾隆史安田政実谷田部恭柳井広之柳澤昭夫山口岳彦山元英崇横尾英明
吉川洋吉田朗彦吉野正若狹研一渡辺みか渡邊麗子   
日本病理学会医療業務委員会
同コンサルテーション委員会